いろ‐ちがい【色違い】
1 「色変わり2」に同じ。「—のブラウス」 2 驚いて顔色の変わること。「息子—して、そんな大気な事承りますと身の毛がよだって寒気立ちます」〈浮・子息気質・三〉
いわ‐き【岩木/石木】
1 岩石と樹木。 2 感情を持たないもののたとえ。木石(ぼくせき)。「だれが—だと思うもんか」〈逍遥・当世書生気質〉 3 亜炭の古称。
うかれ‐め【浮(か)れ女】
歌や舞をして人を楽しませ、また売春もする女。遊女。娼妓(しょうぎ)。あそびめ。「—に手練あるは当然にて」〈逍遥・当世書生気質〉
うきよ‐ぞうし【浮世草子】
江戸時代の小説の一種。天和2年(1682)刊の井原西鶴の「好色一代男」以後、元禄期を最盛期として約80年間、上方(かみがた)を中心に行われた小説の一種。仮名草子と一線を画した写実的な描写が特色で...
うざい‐がき【有財餓鬼】
1 飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。⇔無財餓鬼。 2 財産を多く持...
うち‐つど・う【打(ち)集う】
[動ワ五(ハ四)]大ぜいの人が寄り合う。集まる。「かく計(ばか)りはかなき物のみ、—・いたる所に」〈逍遥・当世書生気質〉
うってん‐ばってん
《「うんでいばんり(雲泥万里)」の音変化》物事の違いのはなはだしいこと。「僕と彼とを同視するのは、月とすっぽん、—」〈逍遥・当世書生気質〉
うつ‐む・ける【俯ける】
[動カ下一][文]うつむ・く[カ下二] 1 顔を下へ向ける。うつむくようにする。「顔を—・けて立つ」⇔仰向(あおむ)ける。 2 器物の口などを下の方へ向ける。「桶(おけ)を—・ける」⇔仰向ける。...
うまれ【生(ま)れ】
1 生まれること。出生(しゅっしょう)。誕生。「昭和の—」 2 生まれた所。出生地。「—は東京」 3 その人の生まれた家柄。素性。「医者の家の—」 4 生まれたときからの性質。天性。「お常は、亡...
売(う)り代(しろ)な・す
物を売って金に換える。売り払う。しろなす。「連年の不作つづきに、田畑大方は—・し」〈逍遥・当世書生気質〉