なき‐わ・ぶ【泣き侘ぶ】
[動バ上二]わびしがって泣く。思い悩んで泣く。「我のみや世をうぐひすと—・びむ人の心の花と散りなば」〈古今・恋五〉
なき‐わめ・く【泣き喚く】
[動カ五(四)]わめきながら泣く。泣き叫ぶ。「だだをこねて—・く」
なきわらい【NAKIWARAI】
土岐哀果(土岐善麿の号)の第1歌集。明治43年(1910)刊行。ローマ字の3行書きによる実験的歌集で、朝日新聞に石川啄木による批評が掲載されるなど、注目を集めた。
なき‐わらい【泣き笑い】
[名](スル) 1 泣きながら笑うこと。 2 泣いたり笑ったりすること。悲しいこともうれしいこともあること。「—の人生」 [補説]書名別項。→NAKIWARAI
泣(な)きを入(い)・れる
1 泣きついてわびをいい、許しを求める。哀願する。「借金が返せなくて—・れる」 2 相場の暴騰・暴落のとき、売り方または買い方が相手方に対して、相当の値段での解約を頼む。
泣(な)きを見(み)・せる
泣くような目にあわせる。苦労をかける。「家族に—・せる」
泣(な)きを◦見(み)る
泣くようなつらい目にあう。「怠けているとあとで—◦見ることになる」