つ【津】
1 船が停泊する所。また、渡船場。ふなつき場。港。「三箇(さんが)の—」「海上(うなかみ)のその—をさして君が漕(こ)ぎ行かば」〈万・一七八〇〉 2 港をひかえて、人の多く集まる所。また一般に、...
つ【津】
三重県中部、伊勢湾に面する市。県庁所在地。もと藤堂氏の城下町。県行政・文教の中心地。古く、安濃津(あのつ)と称し、三津(さんしん)の一。平成18年(2006)1月、久居(ひさい)市や周辺8町村と...
てんしん【天津】
中国河北省東部の河港都市。政府直轄市。海河支流の合流点にあり、水陸交通の要衝。貿易・商業や紡織・製鋼などの工業が盛ん。人口、行政区750万(2000)。ティエンチン。
ときわず【常磐津】
常磐津節の家の名。
「常磐津節」の略。
どろ‐おおつ【泥大津】
壁土の一。川土・蠣灰(かきばい)・揉苆(もみすさ)などをまぜ、布海苔(ふのり)で練り合わせたもの。
なおえつ【直江津】
新潟県上越市の地名。旧直江津市。日本海に面し、古くからの交通の要地。戦国時代には上杉氏の春日山城の城下町、江戸時代には高田の外港として発展。現在は工業が盛ん。
なかつ【中津】
大分県北西端の市。周防灘(すおうなだ)に臨む。近世は奥平氏らの城下町。耶馬渓(やばけい)や福沢諭吉の旧居がある。平成17年(2005)3月に下毛(しもげ)郡4町村を編入。人口8.4万(2010)。
なにわ‐づ【難波津】
上代、難波江にあった港。また、大阪港の古名。[歌枕]「千鳥鳴くふけひの潟を見渡せば月影さびし—の浦」〈聞書集〉
1 王仁(わに)が詠んだという「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くや...
にいつ【新津】
新潟県中北部、阿賀野川西岸にあった市。信越本線・羽越本線・磐越西線の交差する交通の要地。新津油田で発展。チューリップなどの球根栽培が盛ん。平成17年(2005)3月、新潟市に編入。→新潟
にきた‐つ【熟田津】
《「にきたづ」とも》愛媛県松山市の道後温泉付近にあった船着き場。[歌枕]「—に舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」〈万・八〉