うらかみ【浦上】
長崎市北部の地名。キリシタンの里で、浦上天主堂がある。原爆の爆心地。
うらかみ‐くずれ【浦上崩れ】
江戸幕府が寛政2〜慶応3年(1790〜1867)にかけて4回にわたって長崎浦上の隠れキリシタンを弾圧した事件。
うらかみ‐てんしゅどう【浦上天主堂】
長崎市浦上にあるカトリックの大聖堂。大正3年(1914)にほぼ完成。大浦天主堂とともに二大天主堂といわれる。原爆により全壊。昭和34年(1959)再建された。
うらかみのたびびとたち【浦上の旅人たち】
今西祐行の小説。明治初期、流罪となった長崎県浦上のキリシタン達の苦悩を描く。昭和44年(1969)刊行。
うらがみ【浦上】
姓氏の一。 [補説]「浦上」姓の人物浦上玉堂(うらがみぎょくどう)浦上春琴(うらがみしゅんきん)
うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】
[1745〜1820]江戸中期の南画家。姓は紀、名は弼(たすく)。字(あざな)は君輔。備前池田家の支藩鴨方(かもがた)家に仕えたが、江戸に出て、詩や琴、絵を学ぶ。のちに脱藩して、各地を遊歴した。...
うらがみ‐しゅんきん【浦上春琴】
[1779〜1846]江戸後期の南画家。玉堂の長子。名は選。諸国遍歴ののち、京都に住み、頼山陽らと交わる。細緻鮮麗な山水花鳥を得意とした。