きえた‐ねんきん【消えた年金】
旧社会保険庁によって不適切に管理された年金記録のうち、加入者が保険料を納付したにもかかわらず、社会保険庁に納付の記録がない年金記録のこと。平成19年(2007)に発覚した年金記録問題で明らかにな...
消(き)えてしまいたい
その場にいられないほど恥ずかしい。身の置き所がない。
きえ‐のこ・る【消え残る】
[動ラ五(四)] 1 すっかり消えてしまわないで、一部が残る。「山かげに—・った雪」 2 生き残る。「女君—・りたるいとほしみに」〈源・若菜下〉
きえ‐は・てる【消え果てる】
[動タ下一][文]きえは・つ[タ下二] 1 すっかり消えて、なくなる。「最後の望みも—・てた」 2 死ぬ。「物の枯れゆくやうにて—・て給ひぬるはいみじきわざかな」〈源・総角〉 3 関係がまったく...
きえ‐まど・う【消え惑ふ】
[動ハ四]死ぬほどに思い迷う。「—・へる気色(けしき)いと心苦しくらうたげなれば、をかしと見給ひて」〈源・帚木〉
きえ‐もの【消え物】
1 小道具のうち、舞台でこわしたり消耗したりして1回しか使えないもの。こわす皿、破る手紙、行灯(あんどん)の油、食物など。焚(た)き捨て。 2 贈答品で、食品・調味料、洗剤・入浴剤など、使うとな...
きえ‐やら‐ぬ【消え遣らぬ】
[連語]《動詞「き(消)ゆ」の連用形+補助動詞「や(遣)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》消えるはずのものがまだ消えないである。「まだ—山々の雪」
き・える【消える】
[動ア下一][文]き・ゆ[ヤ下二] 1 感覚でとらえられなくなる。 ㋐姿・形などが見えなくなる。「煙が空に—・える」「男は人ごみの中に—・えた」 ㋑音が聞こえなくなる。「足音が—・える」 ㋒にお...
きえ‐わ・ぶ【消え侘ぶ】
[動バ上二]恋などのため、死ぬほどにつらく思う。「—・びぬうつろふ人の秋の色に身をこがらしの森の白露」〈新古今・恋四〉
き・ゆ【消ゆ】
[動ヤ下二]「きえる」の文語形。