じゅらく‐だい【聚楽第】
豊臣秀吉が京都に造営した邸宅。天正15年(1587)落成。翌年、後陽成天皇の行幸を仰ぎ、諸大名に秀吉の威力を示した。のち、養子秀次の居所となったが、秀次滅亡後破壊された。大徳寺唐門・西本願寺飛雲...
スンガ【Śuṅga】
前185年ごろ興り、マウリヤ朝に代わって北部インドを支配した古代インドの王朝。前72年ごろ滅亡。仏教美術で有名。シュンガ朝。
せい‐ぎ【西魏】
中国の国名。南北朝時代に北魏が分裂したとき、宇文泰(うぶんたい)が文帝を擁立して535年に建国。556年、泰の子である宇文覚が帝位を譲り受けて北周を建国し、滅亡。→魏
セルジューク‐トルコ【Seljuk Turks】
トルコ系のイスラム王朝。族長セルジュークの孫トゥグリル=ベクが1038年に建国し、中央アジア・西南アジア一帯を領有。イラン・アラビア二文化の上に文芸・諸学が興隆したが、1157年以降の内紛により...
せんぴ【鮮卑】
古代、北アジアで活躍した遊牧民族。五胡の一。2世紀中ごろ、匈奴(きょうど)の滅亡後に全モンゴルを支配したが、その後は諸部族に分裂。五胡十六国時代に慕容(ぼよう)氏(燕)・乞伏(きっぷく)氏(秦)...
ぜん‐かん【前漢】
中国古代の王朝。秦(しん)の滅亡後、前202年、楚の項羽を破った漢王劉邦(りゅうほう)(高祖)が建国。都は長安。中央集権体制が確立された武帝のときに全盛期を迎えた。8年、王莽(おうもう)によって...
ぜんしん‐きょう【全真教】
中国、金代の王重陽が始めた道教の一派。既成道教が説く迷信的な現世利益を排除し、内面的な修錬を重視した。3代教主の丘処機(長春真人)のとき、元朝の尊信を受け、華北全域に広まったが、元朝滅亡後は衰えた。
そ【楚】
中国の国名。 春秋戦国時代の国。戦国七雄の一。揚子江中流域を領有し、都は郢(えい)。春秋中期には陳・鄭・宋などを圧迫し、晋と対立。荘王は中原の覇者となったが、前223年、秦に滅ぼされた。
五...
そが【蘇我】
姓氏の一。古代の中央豪族。祖は武内宿禰(たけのうちのすくね)というが未詳。大和朝廷の重臣として、仏教など大陸文化の導入に貢献したが、大化元年(645)宗家は滅亡。大和国高市郡蘇我が本拠地と推定さ...
ソチカルコ【Xochicalco】
メキシコ中南部、モレロス州にある都市遺跡。州都クエルナバカの南約20キロメートルの丘陵地帯に位置する。テオティワカンの滅亡後、7世紀から9世紀頃に繁栄。大ピラミッドや球戯場があるほか、神殿の基壇...