ぶ‐こう【無功/不功】
[名・形動ナリ]《「不功」の場合は「ふこう」とも》上手でないこと。未熟なこと。また、そのさま。「当道に功あるを粋といひ、—なるを瓦智といふ」〈色道大鏡・五〉
ぶ‐こつ【無骨/武骨】
[名・形動]《「骨(こち)無し」を音読みにした語》 1 骨ばってごつごつしていること。また、そのさま。「節くれだった—な手」 2 洗練されていないこと。無作法なこと。また、そのさま。「—な振る舞...
ぶ‐さ【無沙】
《「無沙汰」の略》借りた金を返さないなど、義理を欠くこと。「それから内が—になって」〈洒・三教色〉
ぶ‐さい【無菜】
[名・形動ナリ]副食物の少ないこと。食事が粗末なこと。また、そのさま。「我は貧々としてかなしうて—な物を食ふ」〈玉塵抄・一〉
ぶ‐さた【無沙汰/不沙汰】
[名](スル) 1 長い間訪問や音信をしないこと。無音(ぶいん)。「—をわびる」「久しく御—しました」 2 処置・指図などをしないこと。「是を—にてさしおかば」〈太平記・三三〉 3 注意をおこた...
ぶ‐さほう【無作法/不作法】
[名・形動]礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。「—な振る舞い」「—を詫(わ)びる」
無沙(ぶさ)を打(う)・つ
不義理をする。義理を欠く。「もの前に—・たぬやうに精出したがいい」〈黄・造化夢〉
ぶ‐ざま【無様/不様】
[名・形動]体裁の悪いこと。手ぎわの悪いこと。また、そのさま。「—な転び方」「—に横たわる」
ぶ‐しょう【不精/無精】
[名・形動]からだを動かして物事をするのを面倒くさがること。また、そのさま。身だしなみに頓着(とんちゃく)しないさまなどにもいう。「—な性格」「出—」「筆—」
ぶしょう‐ごま【不精独楽/無精独楽】
胴長で心棒がなく、底がとがっているこま。ひもで胴を打って回す。たたかれなくては動かないところからの称。