ひつじ【穭/稲孫】
《室町時代ころまでは「ひつち」》刈ったあとの株から再び伸びる稲。《季 秋》「鶉(うづら)伏す刈田の—おひ出でてほのかに照らす三日月の影」〈山家集・中〉
ひ‐の‐みこ【日の御子】
《日の神の子孫の意》天皇・皇子を敬っていう語。「天の下知らしめししやすみしし我が大君高照らす—」〈万・一六二〉
日(ひ)は夜(よ・よる)を知(し)らず月(つき)は昼(ひる)を知(し)らず
《「淮南子(えなんじ)」繆称訓から》太陽も月もともに明るく天空を照らすが、それぞれ昼と夜と別の世界のものなので、どちらかがもう一方を兼ねることは不可能である。両方を兼ねることはできないというたとえ。
ひる‐め【日孁/日霊/日女】
《日の女神の意》天照大神(あまてらすおおみかみ)の美称。ひるみ。「天照らす—の命(みこと)」〈万・一六七〉
びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】
《(梵)Vairocanaの音写。光明遍照と訳す》大乗仏教で、蓮華蔵(れんげぞう)世界に住し、その身は法界に遍満し、身光・智光の大光明で全宇宙を照らす仏。真言宗では大日如来、天台宗では法身仏、華...
フィル‐ライト【fill light】
写真や映画などの撮影において、主光源であるキーライトの斜め方向から照らす光。キーライトによってできた影や暗い部分の明るさを補う。サブライト。
フットライト【footlights】
舞台の前端の床に取り付け、出演者を足もとから照らす照明。脚光。
ぶっ‐とう【仏灯】
1 仏前に供える灯火・灯明。みあかし。 2 仏の教えを、無知の闇を照らす灯明にたとえていう語。
ぶつ‐にち【仏日】
仏の光明が衆生(しゅじょう)の無知の闇(やみ)を照らすことを太陽にたとえていう語。
ぶん‐か【分火】
[名](スル) 1 おおもとの灯火(ともしび)を分けて別の場所でともすこと。また、その分けた灯火。「平和の灯が全国に—される」 2 (比喩的に)人々がある思想や行為に共感し、それが世間に広がるこ...