てり‐つ・ける【照(り)付ける】
[動カ下一][文]てりつ・く[カ下二]日光がきびしく照る。「夏の太陽がじりじりと—・ける」
てりてり‐ぼうず【照(り)照(り)坊主】
「照る照る坊主」に同じ。「三日も前から気もそらの—何うぞと待ちし幸いの花日和」〈緑雨・門三味線〉
てり‐ふり【照(り)降り】
1 照ることと降ること。晴天と雨天。 2 「照り降り傘」の略。 3 平穏と不穏。「扨々(さてさて)揃はぬ人の心の—や」〈浄・川中島〉
てり‐わた・る【照(り)渡る】
[動ラ五(四)]光がすみずみまで照る。光が一面に照る。「満月が耿々(こうこう)と—・る」
ひ‐がけ・る【日がける】
[動ラ四]日が照り輝く。また、光がさす意ともいう。「纏向(まきむく)の日代(ひしろ)の宮は朝日の日照る宮夕日の—・る宮」〈記・下・歌謡〉
ひ‐の‐みや【日の宮】
天上にある天照大神(あまてらすおおみかみ)の御殿。また、その子孫である天皇の御殿。「天照る国の—の聖(ひじり)の御子(みこ)ぞ」〈続後紀・仁明〉
ひ‐まけ【日負け】
日焼けすること。また、日焼けしすぎてからだを害すること。「照る日の神も男神、よけて—はよもあらじ」〈浄・曽根崎〉
ひろ・い【広い/宏い/弘い】
[形][文]ひろ・し[ク] 1 面積が大きい。空間に余裕がある。「—・い部屋」「—・い野原」⇔狭い。 2 間隔に余裕がある。幅が大きい。「—・い道路」「出口が—・い」⇔狭い。 3 (「博い」とも...
ほお‐ざし【頰刺(し)】
塩をふるか濃い塩水に浸すかしたイワシを、鰓(えら)に竹串または、わらを通して連ね、干したもの。頰通し。《季 春》「朝の海照る—は指もて啖ふ/風生」
も‐なか【最中】
1 真っ盛り。さいちゅう。「ころは夏の—、月影さやかなる夜であった」〈独歩・少年の悲哀〉 2 中央。まんなか。「水の面に照る月波を数ふれば今宵ぞ秋の—なりける」〈拾遺・秋〉 3 《形を「最中の月...