おう‐りん【黄燐】
燐の同素体の一。淡黄色の半透明な蝋状(ろうじょう)の固体。暗所では燐光を発し、湿った空気中では自然に燃えだす。猛毒。純粋なものは無色で、白燐ともいう。
おうりん‐マッチ【黄燐マッチ】
黄燐を用いたマッチ。有毒で自然発火しやすく、1922年に世界的に生産禁止。摩擦マッチ。
おに‐び【鬼火】
1 雨の降る暗夜などに、墓地や湿地の空中を漂う青い火。燐化(りんか)水素の燃焼によるとする説もあるが不明。陰火。幽霊火。狐火(きつねび)。 2 「鬼火焚(た)き」に同じ。 [補説]書名別項。→鬼火
オルニチン‐トランスカルバミラーゼ【ornithine transcarbamylase】
カルバモイル燐酸とオルニチンからシトルリンを生成する酵素。尿素サイクルを担う酵素の一つ。OTC(ornithine transcarbamylase)。
オーシャン‐とう【オーシャン島】
《Ocean Island》太平洋中部、キリバス領の島。ギルバート諸島の西方約400キロメートルに位置する。20世紀初頭より太平洋の主な燐(りん)鉱石産地だったが、1970年代に枯渇。バナバ島。
かいよう‐さいきん【海洋細菌】
海中に生息する細菌。魚やプランクトンの死骸など有機物を炭素・窒素・燐などに分解する。また、自身が原生動物などの餌となる。
かいよう‐しんそうすい【海洋深層水】
太陽光の届かない水深200メートル以上の深海に分布する水。地球上にある水の約90パーセントが深層水だといわれる。成分は場所によって異なるが、表層水に比べ低温で安定している。また、光合成が行われな...
かがく‐ひりょう【化学肥料】
化学的処理によって作られる肥料。硫安・硝安・尿素・過燐酸(かりんさん)石灰・硝酸カリなどの無機化合物が用いられる。人造肥料。無機質肥料。
かく‐さん【核酸】
生物の細胞核中に多く含まれる、塩基・糖・燐酸(りんさん)からなる高分子物質。糖がデオキシリボースであるデオキシリボ核酸(DNA)と、リボースであるリボ核酸(RNA)とに大別される。
かせい‐ひりょう【化成肥料】
窒素・燐酸(りんさん)・カリウムのうち2成分以上を含むように化学的に製造した肥料。