ぶつり‐りょう【物理量】
物理学で扱われる変数。長さ・質量・時間・電流などの量や、それらの演算関係から定義される量。
ぶつり‐りょうほう【物理療法】
物理的な方法によって治療を行う方法。機械的な力を利用する運動療法・マッサージや、電気療法・光線療法・水治療法・温熱療法・気候療法などがある。理学療法。物療。
ぶつるいしょうこ【物類称呼】
江戸中期の方言辞書。5巻。越谷吾山(こしがやござん)著。安永4年(1775)刊。諸国の方言を収集、天地・人倫・草木など7部門に分けて考証・解説を付したもの。
ぶつ‐ろん【物論】
人々の間で行われる論議。また、その騒ぎ。物議。「—が沸騰する」
もずめ‐たかみ【物集高見】
[1847〜1928]国文学者・国語学者。豊後(ぶんご)の生まれ。東大教授。「広文庫」「群書索引」を編集し、国文学の発達に功績を残した。
もっ‐け【物怪/勿怪】
[名・形動] 1 思いがけないこと。不思議なこと。また、そのさま。「彼らは—な顔をしながら」〈中勘助・鳥の物語〉 2 けしからぬこと。不吉なこと。また、そのさま。「この事によりて、様々の—ありけ...
もっけ‐がお【物怪顔】
不思議そうな顔つき。「少し様体お尋ねなされ、と言へば広海—」〈浄・聖徳太子〉
もっけ‐の‐さいわい【物怪の幸い】
思いがけない幸運。「電話を—に席を立つ」
もっ‐こ【物故】
[名](スル)「ぶっこ(物故)」に同じ。「先生の父君は—せられて」〈蘆花・思出の記〉
もっ‐そう【物相/盛相】
《「相」は木型の意》 1 飯を盛って量をはかる器。ふつう円筒形の曲げ物で、飯を各人に供するのに用いた。 2 「物相飯」の略。