カタリ‐は【カタリ派】
《(ラテン)Cathari》12〜13世紀に、南フランスや北イタリアに広がった、キリスト教の異端の一派。マニ教的二元論の立場に立ち、現世を悪とし、禁欲的苦行を実践。十字軍による強力な弾圧を受けた...
か‐ほう【果報】
[名・形動] 1 よい運を授かって幸福なこと。また、そのさま。「—な身分」 2 仏語。前世での行いの結果として現世で受ける報い。
カラフル
森絵都の小説。死んだはずの「僕」が輪廻(りんね)のサイクルに戻るため、自殺を図った少年の体を借りて現世で過ごす日々を描く。平成10年(1998)刊行。第46回産経児童出版文化賞受賞。実写、アニメ...
かり‐の‐よ【仮の世】
無常なこの世。はかない現世。うきよ。「風そよぐ篠(しの)の小笹(をざさ)の—を思ふねざめに露ぞこぼるる」〈新古今・雑上〉
かんこんき【還魂記】
中国、明代の戯曲。55幕。湯顕祖(とうけんそ)作。1598年刊。青年の柳夢梅と美女の杜麗娘(とれいじょう)の恋愛の成就を、現世と冥界とを舞台に描いたもの。恋愛至上主義をうたった、明曲の代表作。牡...
かんしん‐せい【完新世】
地質時代の区分の一で、最も新しい時代。更新世の最後の氷期が終わり、温暖化が始まった1万年前から現在まで。人類が大発展し、ほぼ新石器時代以降にあたる。沖積世(ちゅうせきせい)。現世。
きょう‐づか【経塚】
経文を経筒・経箱に入れて埋めた塚。後世まで教法を伝えようとし、また追善供養や現世利益(げんぜりやく)などを目的に平安中期から近世にかけて行われた。仏具などを添えることが多く、経石・瓦経なども埋めた。
く‐どく【功徳】
仏語。 1 現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行。善根。「—を施す」 2 神仏の恵み。御利益(ごりやく)。 [補説]「こうとく」と読めば別語。
げん【現】
1 (連体詞的に用いて)現在の。今の。「—政府」「—段階」「—チャンピオン」 2 「現世(げんせ)」の略。「過—未」「あまねく—には千幸万福に楽しみて」〈盛衰記・三九〉 3 ⇒現に
げん【現】
[音]ゲン(呉) [訓]あらわれる あらわす うつつ うつし [学習漢字]5年 〈ゲン〉 1 見えなかったものが見えてくる。あらわれる。あらわす。「現象/具現・再現・実現・出現・体現・表現」 ...