とう‐がく【唐楽】
1 中国唐代の音楽、およびその朝鮮半島・日本に伝来したもの。 2 雅楽の分類の一。平安初期の楽制改革で、日本に伝来した1と林邑楽(りんゆうがく)とを合わせて成立。器楽合奏のみの管絃と舞を伴う舞楽...
とう‐じん【唐人】
1 唐土の人。中国人。からびと。 2 外国人。異国人。異人。「マドンナと云うと—の言葉で、別嬪さんの事じゃろうがなもし」〈漱石・坊っちゃん〉 3 ものの道理のわからない人をののしっていう語。「え...
と‐つ‐くに【外つ国】
《「つ」は「の」の意の格助詞》 1 外国。異国。 2 畿内以外の国。「中(うち)つ国に住ましめ難し。…—に班(はむべ)らしめよ」〈景行紀〉
トルコこうしんきょく【トルコ行進曲】
モーツァルト作曲のピアノソナタ第11番第3楽章の通称。当時流行の異国趣味を取り入れたもの。 ベートーベンの管弦楽曲。劇付随音楽「アテネの廃墟」の第5曲の通称。1811年の作。「創作主題による...
ながさき‐え【長崎絵】
江戸時代、唯一海外に開かれた港町長崎で作られた木版画。異国の風俗を題材としたもの。
なん‐ばん【南蛮】
1 古代中国人が、インドシナをはじめとする南海の諸民族を卑しんで呼んだ語。南夷。→西戎(せいじゅう) →東夷(とうい) →北狄(ほくてき) 2 日本で室町末期から江戸時代にかけて、ベトナム・タイ...
なんばん‐びょうぶ【南蛮屏風】
桃山時代から江戸初期にかけて、ポルトガル人来航の様子や風俗を描いた屏風。主題は異国的であるが、表現技法は在来の大和絵と変わらない。長崎屏風。
の
[格助]名詞、形容詞、形容動詞の語幹、副詞、副助詞、接続助詞「て」「ながら」などに付く。 1 連体修飾格として諸種の関係を表す。 ㋐所有。…の持つ。…のものである。「会社—寮」「後徳大寺大臣(...
は・てる【果てる】
[動タ下一][文]は・つ[タ下二] 1 続いていた物事が終わりになる。最後の所まで行き着く。終わる。「いつ—・てるともない戦い」「人通りが—・てる」 2 死ぬ。「異国で—・てる」「切腹して—・て...
ばん‐ご【蛮語/蕃語】
1 えびすの言葉。また、異国の言語。 2 南蛮語。江戸時代、スペイン語・ポルトガル語・オランダ語などのこと。