み‐うち【御内】
[名] 1 貴人の邸内。貴人の屋敷の内部。「侍ども、—に夜、討ちいったり、とて」〈平家・一二〉 2 殿様。主君。主人。「—只今機嫌悪しく候と申しければ」〈義経記・七〉 3 将軍の旗下に属する武...
みえ‐かわ・す【見え交はす】
[動サ四]互いに相手に見られる。見交わす。対面する。「対の上は、まほならねど—・し給ひて」〈源・若菜上〉
みえ‐す・く【見え透く】
[動カ五(四)] 1 底・中まで透いて見える。向こうまで透けて見える。「硝子越に彼方から—・くのを」〈鏡花・婦系図〉 2 相手が、隠そうとしている考え・意図がよくわかる。「—・いたうそ」
み‐かえ・す【見返す】
[動サ五(四)] 1 後ろを振り向いて見る。振り返って見る。「—・す顔に涙があふれていた」 2 一度見たものをもう一度見る。見直す。「答案用紙を—・す」 3 相手からの視線に対して、それをはずさ...
み‐かえり【見返り】
1 振り向いて後ろを見ること。「—美人」 2 相手のしてくれたことにこたえて何かをすること。特に、保証・担保・代償として差し出すこと。また、そのもの。「—を期待する」
み‐がま・える【身構える】
[動ア下一][文]みがま・ふ[ハ下二]敵や迫りくるものに対し、いつでも対応できる姿勢をとる。また、用心しながら相手になる。「竹刀を持って—・える」「—・えて話を聞く」
み‐くだ・す【見下す】
[動サ五(四)] 1 下の方を見る。みおろす。「山の頂上から下界を—・す」 2 相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。「人を—・した態度」
み‐こと【尊/命】
《御言(みこと)を発するお方の意から。また、「御事」の意とも》 [名]上代、神や人の呼び名の下につけた敬称。「…のみこと」の形で使う。「小碓(おうす)の—」「恨めしき妹(いも)の—の」〈万・七...
みさき‐じんく【三崎甚句】
神奈川県の民謡で、三浦市三崎地方でうたわれる座敷歌。ハイヤ節の流れをくむ歌で、漁師相手の酒席でうたい広められた。
み‐す・える【見据える】
[動ア下一][文]みす・う[ワ下二] 1 じっと見つめる。「相手を—・える」 2 本質・真相などを見定める。「現実を—・える」