あい‐おい【相生】
1 一緒に生育すること。 2 一つの根元から二つ幹が分かれて伸びること。また、2本の幹が途中で一緒になっていること。 3 「相生挿し」の略。 4 「相老(あいおい)」に同じ。
あいおい【相生】
兵庫県南西部、播磨灘(はりまなだ)に面する市。天然の良港に恵まれ、造船工業地として発展。人口3.1万(2010)。
あいおい‐ざし【相生挿(し)】
生け花で、雄松(黒松)と雌松(赤松)を花器に生けて、根締めに藪柑子(やぶこうじ)を飾るもの。結婚式の飾りものなどに多く用いる。
あいおい‐し【相生市】
⇒相生
あいおいじし【相生獅子】
長唄。7世杵屋喜三郎作曲。作詞者未詳。本名題、風流相生獅子。享保19年(1734)江戸中村座初演。現存する石橋物(しゃっきょうもの)で最古のもの。
あいおい‐の‐まつ【相生の松】
雄松と雌松の幹が途中で合わさったもの。夫婦の契りの深さにたとえる。兵庫県高砂市の高砂神社のものが有名。
あいおい‐むすび【相生結び】
ひもの装飾用の結び方の一。女結びにして、その一端をさらにその結び目に通したもの。
そう‐じょう【相生】
《「そうしょう」とも》 1 ⇒そうせい(相生) 2 相性(あいしょう)がよいこと。また、相性。「お俊は庄兵衛と相剋(そうこく)、彦右衛門と—なるべし」〈露伴・いさなとり〉
そう‐せい【相生】
五行(ごぎょう)説で、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生じるということ。そうじょう。→相克(そうこく)