しんくう‐じょうりゅう【真空蒸留】
⇒減圧蒸留
しんくう‐せいどうき【真空制動機】
電車や自動車に用いる制動機で、シリンダー内部の真空部に空気を導入してピストンを動かし、車輪に制動をかける装置。真空ブレーキ。
しんくうちたい【真空地帯】
野間宏の小説。太平洋戦争中の日本軍の軍隊生活の実態を描く。昭和27年(1952)刊行。同年、山本薩夫監督により映画化。
しんくう‐ちょうり【真空調理】
食材と調味料をポリ袋に入れ、空気を抜いて密封し、セ氏60〜100度の低温で加熱する料理法。短時間でおいしく仕上がり保存性もよい。1970年代末にフランスで開発された。低温調理。
しんくう‐デシケーター【真空デシケーター】
内部を減圧することで、速やかに試料を乾燥させるデシケーター。ガラス製のほか金属製のものなどがある。減圧デシケーター。
しんくう‐ど【真空度】
真空の程度。真空ポンプなどを用いてつくられた真空状態について、残留気体の圧力で表す。単位としてパスカル(Pa)を用いることが多い。現在人工的に10−10Pa程度の真空が得られている。→低真空 →中真...
しんくう‐の‐エネルギー【真空のエネルギー】
宇宙創世のごく初期に、宇宙の急膨張を引き起こしたとされるエネルギー。インフレーション宇宙論によれば、真空の相転移が生じ、そのエネルギーが潜熱として解放されて熱に転じ、超高温の宇宙が加速膨張したと...
しんくう‐パック【真空パック】
プラスチックフィルムやアルミなどの気密性の高い素材を用い、食品などを入れて真空状態にしたもの。腐敗や酸化を防ぐ。真空包装。
しんくう‐フラスコ【真空フラスコ】
⇒吸引瓶
しんくう‐ぶひん【真空部品】
各種真空装置を構成する部品の総称。真空に面して使用されるため、放出ガスが少ない材料で表面処理を施し、洗浄による付着物の除去などが必要となる。半導体製造装置などで利用される。