うすら‐とんかち【薄らとんかち】
知恵の足りない人、間が抜けた人などをののしっていう語。
うばすてやま‐でんせつ【姨捨山伝説】
歩けない老人を山奥に捨てる慣習にまつわる伝説。国王の命令に背いて老人をひそかにかくまい、後日老人の知恵によって危機を脱する話、一度は捨てようとした老人を連れ戻す話などがある。姨捨(うばすて)伝説...
うん‐つく
知恵の劣る人をあざけっていう語。のろま。まぬけ。「阿房(あはう)あり、—あり、部羅坊(べらばう)あり」〈風流志道軒伝・序〉
えい‐ち【英知/叡智/叡知】
1 すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。 2 哲学で、物事の真実在の理性的、悟性的認識。また、それを獲得しうる力。ソフィア。 [補説]書名別項。→叡知
おい‐はらい【追(い)払い】
1 追い払うこと。「農作物を荒らす害獣の—に知恵を絞る」 2 江戸時代の刑罰の一。長崎で、市中・郷中から追放した刑。 [補説]「おいばらい」は別語。
おそ‐ぢえ【遅知恵】
1 子供の知恵の発達のしかたが遅れていること。奥知恵。 2 事が終わったあとに出てくる知恵。あと知恵。
おや‐しらず【親知らず】
1 生みの親を知らないこと。また、その人。 2 第三大臼歯。人間の歯のうち最も遅く生える、上下左右計4本の奥歯。知恵歯。知歯(ちし)。
女(おんな)賢(さか)しくて牛(うし)売(う)り損(そこ)なう
女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。
女(おんな)の知恵(ちえ)は後(あと)へ回(まわ)る
女は知恵の回りが遅く、事が終わってからいろいろと考えつく。
かい‐いん【海印】
仏語。静かに澄みわたった大海が万物を映し出すように、仏の知恵は宇宙のすべてのことを知っているということ。