しんけいが‐しゅ【神経芽腫】
副腎や交感神経節に発生する腫瘍。5歳以下の幼児に発症することが多い。小児癌(しょうにがん)の一種。1歳未満の場合、自然に消滅したり、手術や化学療法によって治癒することが多い。神経芽細胞腫。
しんけい‐ガス【神経ガス】
神経に作用する致死性の毒ガス。吸入・経口摂取のほか、皮膚から吸収して作用するガスもある。第二次大戦前に開発されたサリン、タブン、ソマンなどが知られる。
しんけい‐けい【神経系】
動物体内において、刺激に対して各器官を統一的、有機的に働かせる神経の系統。脳・脊髄の中枢神経系と、運動神経・感覚神経(知覚神経)・分泌神経・自律神経などの末梢神経系からなる。
しんけい‐けいせい【神経形成】
⇒神経新生
しんけい‐げん【神経元】
⇒神経線維
しんけい‐げんせんい【神経原線維】
神経細胞内にみられる微細な線維性の構造物。→神経原線維変化
しんけいげんせんい‐へんか【神経原線維変化】
タウというたんぱく質が過剰にリン酸化されて神経細胞内に蓄積したもの。加齢に伴って出現し、アルツハイマー型認知症などでは脳全体に見られる。
しんけい‐こうさいぼう【神経膠細胞】
脳・脊髄の神経細胞の間を埋めて結合・支持の役をし、毛細血管との間を結んで栄養供給や物質代謝に関与する細胞。グリア細胞。膠細胞。
しんけい‐こうしゅ【神経膠腫】
⇒グリオーマ
しんけい‐こん【神経根】
脊髄から左右に出る末梢神経(脊髄神経)の根元の部分。