あぶ‐の‐め【虻の眼】
オオバコ科の一年草。湿地に生え、高さ15〜20センチ。葉は長楕円形。夏から秋にかけて、淡紫色の小花を開く。実がアブの目を思わせるので、この名がある。また、茎をつぶしたときの音から、ぱちぱちぐさと...
あぶら‐ぎく【油菊】
キク科の多年草。関西以西の山地に自生。茎は紫黒色を帯び、葉は五つに裂けている。秋、黄色い頭状花が咲き、花を油に漬けて薬用にする。はまかんぎく。しまかんぎく。いわやぎく。
あ◦べし
[連語]連語「あんべし」の撥音の無表記。「少納言の乳母(めのと)といふ人—◦べし」〈源・若紫〉
あ‐ま【亜麻】
アマ科の一年草。高さ約1メートル。葉は小さく、線形で互生する。夏、青紫色または白色の5弁花を開く。果実は丸く、中に長楕円形で平たい黄褐色の種子がある。種子から亜麻仁油(あまにゆ)を絞り、茎から繊...
あま‐のり【甘海苔】
ウシケノリ科アマノリ属の紅藻の総称。アサクサノリ・スサビノリなど。冬から春に、海水のかかる岩の上に生える。紫紅色で平たい。食用。
あまもり‐ぢゃわん【雨漏り茶碗】
高麗(こうらい)茶碗の一。長年使っているうちに茶が釉(うわぐすり)の気泡にしみ込んでできた、紫鼠色のしみがあるもの。雨漏り手。
アマランス【amaranth】
1 ヒユ科ヒユ属の植物の総称。特にそのうちのハゲイトウをさす。アマランサス。 2 酸性アゾ染料で、酸溶液に溶けて紫色または淡紅色になるもの。羊毛・絹の染色、食料品の着色などに使用。
あみがさ‐ゆり【編笠百合】
ユリ科の多年草。高さ約50センチ。春、薄い黄緑色で鐘形の花を下向きにつけ、内面に紫色の網状の模様がある。地下茎は厚い鱗片(りんぺん)からなり、漢方で貝母(ばいも)といって薬用。有毒。はるゆり。
アミロペクチン【amylopectin】
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米には特に多く含まれ、沃素を加えると赤紫色となる。
アメシスト【amethyst】
《「アメジスト」とも》紫水晶のこと。