エー‐オー‐バルナブースぜんしゅう【A.O.バルナブース全集】
《原題、(フランス)A.O.Barnabooth, ses œuvres complètes》ラルボーの小説。1913年刊。架空の人物A.O.バルナブースの短編小説・詩・日記をまとめたという体裁...
かつなんぶんろく【羯南文録】
陸羯南の評論集。鈴木虎雄編。昭和8年(1933)刊。自費出版の非売品で、のちに日刊紙「日本」掲載社説70編あまりを補録として追加し、大日社から昭和13年(1938)に出版。
きいろいこい【黄色い恋】
《原題、(フランス)Les Amours jaunes》コルビエールの詩集。1873年に自費出版したものだが、生前は省みられることなく、没後、ベルレーヌが評論「呪われた詩人たち」の中で紹介してか...
こじん‐しゅっぱん【個人出版】
著作者が、出版社に委託せず、自身で著作物を複製・頒布すること。また、自費出版と同義で使われることもある。
さきん【砂金】
西条八十の第1詩集。大正8年(1919)に自費出版。40編の詩、9編の童謡、3編の散文詩からなる。大正7年(1918)、雑誌「赤い鳥」に掲載された代表作「かなりあ」を所収。
サス‐プロ
《sustaining programの略》民間放送局が、スポンサーなしに自費で制作・放送する番組。
さんはんきかんそうしつ【三半規管喪失】
北川冬彦の処女詩集。大正14年(1925)、至上芸術社より自費出版。新散文詩。横光利一が高く評価したことでも知られる。
し‐はん【私版】
1 著者やその近親者などが、自費で出版すること。また、その書物。私家版。 2 民間で出版すること。また、その図書。⇔官版。
しひ‐せい【私費生】
私費で修学する学生。自費生。⇔給費生。
し‐ほん【私本】
自費で購入したり、自分で作ったりした本。個人の本。「—を図書館に寄贈する」