オスロフィヨルド【Oslofjorden】
ノルウェー南東部の湾。湾奥に首都オスロが位置する。地質学的には氷食によってできたフィヨルドと異なる。第二次大戦中の1940年にドイツ軍がノルウェーに侵攻した、オスロフィヨルドの戦いの舞台となった。
オセロ‐とう【オセロ塔】
《Othello Kalesi》キプロス北部の港町ファマグスタにある塔。旧市街を囲む城壁の海側に位置する。14世紀に塔と城塞が築かれ、ベネチア共和国時代に堅固な城壁が加わった。城門には、ベネチア...
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。
おその‐ろくさ【お園六三】
寛延2年(1749)に起こった大坂南地の遊女お園と大工の六三郎との心中事件を脚色した、浄瑠璃・歌舞伎などの通称。常磐津節「三世相錦繍文章(さんぜそうにしきぶんしょう)」が有名。
おそめ【お染】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(みちゆきうきねのともどり)」。4世鶴屋南北作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政8年(1825)江戸中村座初演。心中しようと隅田川の堤へ来かかったお染と久松に、猿回...
おそめ‐はんくろう【お染半九郎】
歌舞伎「鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)」の両主人公の名。
おそめ‐ひさまつ【お染久松】
宝永5年(1708)に起こった大坂瓦屋橋(かわらやばし)油屋の娘お染と丁稚(でっち)久松の心中事件を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。浄瑠璃「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」、歌舞伎狂言「...
おそめひさまつうきなのよみうり【お染久松色読販】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。4世鶴屋南北作。文化10年(1813)江戸森田座初演。早変わりを見せ場とするお染久松物。通称「お染の七役」。
おち‐いり【落(ち)入り】
歌舞伎で、臨終から絶命に至る演技。
おち‐ま【落(ち)間】
1 他の部屋よりも床が一段低い部屋。おちくぼ。「長四畳の—にでも、肩身の狭い日々をくすぶっているとしたら」〈嘉村・秋立つまで〉 2 京阪地方の歌舞伎劇場で、平土間のこと。