かてん【賀殿】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調で新楽の中曲。四人舞。曲は承和年間(834〜848)に伝来、舞は林真倉(はやしのまくら)作という。
カディスのあかいほし【カディスの赤い星】
逢坂剛の長編小説。スペイン内戦時の秘密を巡り、スペインと日本を舞台に展開する冒険推理小説。昭和61年(1986)刊行。同年、第96回直木賞受賞。昭和62年(1987)、第40回日本推理作家協会賞...
かでんし‐たい【価電子帯】
結晶のバンド構造における、価電子によって満たされたエネルギー帯。絶縁体と半導体の場合、禁制帯のエネルギー幅を超えて価電子帯の電子を励起しない限り、電流は流れない。半導体は禁制帯の幅が狭く、通常は...
かとう‐ぐち【火灯口】
1 壁面などに設ける火灯形の出入り口。特に、茶室の出入り口の形式の一。鴨居や方立(ほうだて)を使わず、一般には上をアーチ状に丸く塗り固めたもの。給仕口や茶道口によく使われる。 2 歌舞伎の大道具...
かとうらく【裹頭楽】
雅楽の舞曲。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。四人舞。古くは天皇・皇太子の冠礼に奏したが、現在はほとんど行われない。
か‐どう【歌堂】
歌をうたう所として設けた建物。「—舞閣は野狐の里」〈性霊集・一〉
カドリール【quadrille】
四人が二組みで方形をつくって踊るダンス。9世紀初頭にフランスで起こったもの。方舞。カドリーユ。
かなしみよこんにちは【悲しみよこんにちは】
《原題、(フランス)Bonjour tristesse》サガンの処女長編小説。1954年刊。著者が18歳のときの作品で、南仏を舞台に10代の少女のひと夏の経験を描いてベストセラーとなる。同年、批...
かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
浄瑠璃。時代物。11段。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)らの合作。寛延元年(1748)大坂竹本座初演。赤穂義士のあだ討ちに取材したもの。人形浄瑠璃・歌舞伎の代...
かな・でる【奏でる】
[動ダ下一][文]かな・づ[ダ下二] 1 楽器、特に管弦楽器を演奏する。「ギターを—・でる」 2 舞をまう。「その舞人として剣を抜きて—・で」〈今昔・一〇・三〉