風(かぜ)冴(さ)・ゆ
風が、冷たく身に染み通るように吹く。《季 冬》「さざ浪や志賀の唐崎—・えて比良(ひら)の高嶺にあられ降るなり」〈新古今・冬〉
かぜのかみ‐まつり【風の神祭】
古くから奈良県の竜田大社で、4月・7月の4日に行われた風鎮(かぜしず)め・豊作祈願の祭り。現在は7月4日までの7日間。→風祭(かざまつ)り
カソス‐とう【カソス島】
《Kasos/Κάσος》ギリシャ南東部、エーゲ海最南部に浮かぶ島。イタリア語名カソ島。ドデカネス諸島に属し、カルパトス島の南西に位置する。中心地はフリ。古くから天然の良港があることで知られる。...
かたおか【片岡】
京都市北区、上賀茂神社の東にある山。片岡の杜(もり)。[歌枕]「ほととぎす声待つほどは—のもりの雫(しづく)に立ちや濡れまし」〈新古今・夏〉
奈良県北葛城郡王寺町から香芝市にかけての丘陵。片...
かた‐くずれ【形崩れ】
[名](スル)長く用いている間に、また、品質不良などのために、衣服などの本来の形が崩れること。「—した背広」
かた‐くり【片栗】
1 ユリ科の多年草。山地の林に生え、高さ約15センチ。葉は楕円形で、表面に紫色の斑紋がある。早春、花茎の頂に紫色の花を下向きに1個つけ、花びらは6枚あり、先が反り返る。鱗茎(りんけい)は良質ので...
かた‐なき【片泣き/片鳴き】
1 独りで泣くこと。独り泣き。一説に、半泣き、また、ひたすら泣く意とも。「朝妻の避介(ひか)の小坂(をさか)を—に道行く者も偶(たぐひ)てぞ良き」〈仁徳紀・歌謡〉 2 不十分な鳴き方。未熟な鳴き...
かた‐なし【結政】
《集めて一つにまとめる意の動詞「かたなす」の連用形から》 1 奈良・平安時代、除目(じもく)などの政務に関する書類を一つに束ねて結び、政務を行う前にこれを開いて読み上げた儀式。 2 「結政所(か...
かたな‐めきき【刀目利き】
刀の良否や真偽を鑑定すること。また、その人。
かちく‐か【家畜化】
人間の管理の下で野生の動物の交配・品種改良を行い、家畜とすること。また、その過程をいう。ドメスティケーション。