いろ‐ばなし【色話】
男女の情事に関する話。色事の話。情話。「大きな笑声のするのは、…露骨(むきだし)の—の喝采である」〈小杉天外・はやり唄〉
いろ‐びと【色人】
1 美しくなまめかしい人。「その名も月の—は」〈謡・羽衣〉 2 遊女。「実(じつ)は今様の手本、いづれの—もこれを背かず」〈浮・御前義経記・五〉 3 色道に通じた人。通人。粋人。「世の—の傾城(...
いろ‐ふか・し【色深し】
[形ク] 1 色が濃い。色が濃く美しい。「わが宿の嘆きの下葉—・くうつろひにけりながめふるまに」〈かげろふ・上〉 2 ひたすらに恋うさま。情が深い。「紅の初花ぞめの—・く思ひし心われ忘れめや」〈...
いろ‐ふし【色節】
1 晴れがましい行事。また、その折。「下仕(しもつか)へ、手振りなどが具し行けば、—にいでたらむ心地していまめかし」〈かげろふ・上〉 2 色調。色彩。「万(よろづ)の物の綺羅、飾り、—も、夜のみ...
いろ‐ぶみ【色文】
恋文。艶書(えんしょ)。懸想文(けそうぶみ)。
いろ‐ぶんかい【色分解】
《color separation》写真製版するとき、原稿の色を原色インキの成分に応じた黄・赤・青の3色、あるいは黒を加えた4色(CMYK)に分解し、それぞれをフィルム原版に写すこと。またコンピ...
いろ‐ほせい【色補正】
⇒カラーキャリブレーション
いろ‐ほん【色本】
1 情交のようすを描いた本。春本(しゅんぽん)。艶本(えんぽん)。 2 色見本をとじたもの。
いろ‐ぼうしょ【色奉書】
色をつけた奉書紙。色奉書紙。主に福井県で作られる。
いろ‐ぼけ【色惚け】
色事に夢中になりすぎて、他のことがおろそかになること。