ににんどうじょうじ【二人道成寺】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。天保6年（1835）大坂角(かど)の芝居で「恋袂(わけふたつ)二人道成寺」の名題で初演。「京鹿子(きょうがのこ)娘道成寺」を二人で踊る趣向のもの。
にばん‐だいこ【二番太鼓】
歌舞伎劇場の儀式音楽。一番太鼓の次に打つ大太鼓の独奏で、まもなく芝居が始まることを知らせる。明治中期まで行われた。
にまい‐かんばん【二枚看板】
１ 芝居などの興行で、中心となる二人の出演者。 ２ 人々の注意をひいたり、人気を集めたりするのに有効な二つの物事。「減税と行革とを—とする党」
にわか‐しばい【俄芝居】
俄狂言の芝居。
にんぎょう‐げき【人形劇】
人形遣いが人形を操って演じさせる劇。指で操るギニョール、糸で操るマリオネット、文楽のように一体の人形を何人かの手で操るものなどがある。人形芝居。
にんぎょう‐しばい【人形芝居】
人形劇。操り芝居。
にんぎょう‐ぶり【人形振り】
歌舞伎の演出で、義太夫狂言の一部を役者が人形芝居の人形の動きをまねて演技するもの。「神霊矢口渡」のお舟、「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」の清姫などに用いる。
ねずみ‐きど【鼠木戸】
１ 木戸や門扉に設ける小さなくぐり戸。ねずみど。 ２ 江戸時代、芝居・見世物小屋などの木戸に設けた、無料入場を防ぐための狭い戸。ねずみど。 ３ 民家の台所などに設ける、細い桟を打った格子戸。
のべつ‐まくなし【のべつ幕無し】
［副］《芝居で幕を引かずに演技を続ける意から》ひっきりなしに続くさま。「—に口を動かす」「—愚痴(ぐち)を言う」→のべつ [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「ひっきりなしに続く...
はた・く【叩く】
［動カ五（四）］ １ 打ち払う。ほこりなどをたたいて払う。「障子を—・く」 ２ 平たいもので打つ。たたく。「ほおを—・く」「布団を—・く」 ３ 持っている金を使い尽くす。「財布の底を—・く」 ４...
