かざ‐はな【風花】
《「かざばな」とも》 1 晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの。《季 冬》「山国の—さへも荒けなく/虚子」 2 初冬のころの晴れた日、風が吹...
かざはな【風花】
俳句雑誌。月刊。昭和22年(1947)、中村汀女の主宰により創刊。汀女没後は長女の小川濤美子(なみこ)が継承。平成29年(2017)終刊、「今日の花」に引き継がれた。
かざり‐ばな【飾り花】
1 「薬玉(くすだま)2」に同じ。 2 祭礼などに、軒提灯(のきぢょうちん)に飾る造花。
火事(かじ)と喧嘩(けんか)は江戸(えど)の花(はな)
江戸は大火事が多くて火消しの働きぶりがはなばなしかったことと、江戸っ子は気が早いため派手な喧嘩が多かったことをいった言葉。
かぶと‐ばな【兜花】
トリカブトの別名。
かべ‐の‐はな【壁の花】
パーティーなどで、会話の輪から外れている女性。もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった語。 [補説]書名別項。→壁の花
かべのはな【壁の花】
今官一の短編小説集。昭和31年(1956)刊行。同年、第35回直木賞受賞。
かみ‐ばな【紙花/紙纏頭】
1 (紙花)紙製の造花。特に、葬儀に用いるもの。死花花(しかばな)。地取(じど)り。野花(のはな)。紙幣(しべい)。 2 (紙纏頭)遊里などで、遊女などに祝儀として与える白紙。後日、現金に換える...
からたちのはな【からたちの花】
長谷健による小説。北原白秋の青春時代を描く。昭和29年(1954)「東京日日新聞」に連載。同年本作を原作とする映画が公開され、舞台である柳川が脚光を浴びた。単行本は昭和30年(1955)に刊行。...
から‐はな【唐花】
1 中国から渡来した花文様。4弁のものが多く、5弁・6弁もある。花弁の先に入隅(いりすみ)のあるのが特徴。 2 紋所の名。1をかたどったもの。