あず・ける【預ける】
[動カ下一][文]あづ・く[カ下二] 1 金品や身柄を人に頼んで、その保管や世話を頼む。「荷物を—・ける」「銀行に金を—・ける」 2 物事の処理を人にゆだねる。「店を—・ける」「帳場を—・ける」...
いえ‐もと【家元】
技芸の道で、その流派の本家として正統を受け継ぎ、流派を統率する家筋。また、その当主。室町時代に始まり、江戸時代に諸芸道の発展とともに、能楽・狂言・舞踊・音曲・香道・茶道・華道・武道などについて多...
いた‐ぶろ【板風炉】
茶道具の風炉の一。板で作った四角い箱形の炉。小田原風炉。
いっかん‐ばり【一閑張】
《江戸前期に中国から帰化した飛来一閑の考案といわれるところから》多く茶道具に用いられる漆器の一。木型などを使って和紙を張り重ね、型を抜いて表面に漆を塗ったもの。張り抜き。
いと‐まき【糸巻(き)】
1 糸を巻いておくこと。また、そのための道具。 2 釣り糸を巻き収める道具。 3 三味線などの弦楽器の棹(さお)の上部にある、糸を巻きつけるねじ。転手(てんじゅ)。 4 江戸時代、女性の髪の結い...
いも‐がしら【芋頭】
1 サトイモの塊茎。親芋。芋の頭(かみ)。人の頭(かしら)に立つ意を通わせ、また子が多いところから縁起物に用いる。《季 新年》 2 形が1に似ている、茶道具の茶入れや水指。
いも‐ちゃしゃく【芋茶杓】
茶道具の茶杓の一。もとは中国の唐宋時代の象牙(ぞうげ)の薬さじで、日本に渡来して茶杓に使われた。先が笹の葉状で、柄の末端に薬を粉末にする小球がついている。芋の子茶杓。芋の葉茶杓。
いも‐の‐こ【芋の子】
1 親芋のまわりについている小さな芋。子芋。《季 秋》 2 形が1に似ている、茶道具の茶入れ。
うば‐ぐち【姥口】
1 歯のない老婆の口。 2 茶道で、周囲が盛り上がり、口のすぼまった形をした釜・香炉・水指(みずさし)などのこと。 3 物のふたなどがきちんと合わないで、少しあいていること。
うらく‐りゅう【有楽流】
茶道の流派の一。織田有楽を開祖として江戸初期に形成された。