おもて‐せんけ【表千家】
千家流茶道の分派の一。元伯宗旦の三男、江岑(こうしん)宗左を開祖とする。表流。表。
おもの‐ちゃし【御物茶師】
江戸時代、宮中および将軍家の御用をつかさどった宇治の茶師。
おらがはる【おらが春】
江戸後期の俳諧俳文集。1冊。小林一茶著。文政2年(1819)成立。一茶死後25年たった嘉永5年(1852)刊。一茶57歳の年の元旦から歳末までの見聞・感想などを、長女の死を中心に発句を交えて記し...
おりしり‐がお【折知り顔】
その時節をよく知っていると言いたそうな顔つき、ようす。「垣の山茶花(さざんか)—に匂いて」〈一葉・われから〉
おり‐すえ【折(り)据え】
1 茶道の七事式の花月などで用いる札入れ。檀紙(だんし)・奉書などで折ったもの。 2 紙を折っていろいろな物の形を作ること。「ある時は—をあそばし」〈浮・一代男・一〉
おりべ‐がた【織部形】
石灯籠(いしどうろう)の一種。茶人古田織部が愛好したといわれ、茶室の庭などに用いる。台座のないものなど形に特色がある。織部灯籠。
おりべ‐まど【織部窓】
茶室の床の間の脇壁にあける下地窓。古田織部の考案という。花明かり窓。
おりべ‐やき【織部焼】
桃山時代、美濃地方で産した陶器。その名は茶人古田織部好みの奇抜な形・文様の茶器を多く産したことによる。釉(うわぐすり)の色により青織部・赤織部・黒織部などがある。
おりべ‐りゅう【織部流】
茶道の流派の一。流祖は千利休の高弟古田織部。茶風は力強く、武人に好まれた。
おんしゅう【温州】
中国浙江(せっこう)省南東部の港湾都市。甌江(おうこう)河口にあり、木材・茶・柑橘(かんきつ)類の集散地。ウエンチョウ。うんしゅう。