朝菌(ちょうきん)は晦朔(かいさく)を知(し)らず
《「荘子」から。「朝菌」は、朝生えて晩には枯れるきのこ。「晦朔」は、晦日(みそか)と朔日(ついたち)》限られた境遇にある者は、広大な世界を理解できないことのたとえ。また、寿命の短いこと、はかない...
ちょうさん‐ぼし【朝三暮四】
《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論など...
ちょ‐ざい【樗材】
《「荘子」逍遥遊から》 1 役に立たない材木。 2 役に立たない才能や人材。また、自分をへりくだっていう語。樗才。
ちんぎょ‐らくがん【沈魚落雁】
《「荘子」斉物論の「毛嬙麗姫、人の美とする所也、魚之を見て深く入り、鳥之を見て高く飛ぶ」すなわち、人の目には美しく見えるものも、魚や鳥はこれを見て驚いて逃げる意から》魚や雁も圧倒されるほどの美人...
ちん‐じゅ【椿寿】
《「荘子」逍遥遊の「上古大椿という者あり、八千歳を以て春と為し、八千歳を秋と為す」から》長生きすること。長寿。特に、人の長寿を祝っていう語。
ちん‐よう【椿葉】
《「荘子」逍遥遊に見える大木の椿は、八千年を一つの春または秋とするとあるところから》大椿(だいちん)の葉。長寿・永年のたとえ。
てっ‐ぷ【轍鮒】
《「荘子」外物から》轍(わだち)の水たまりであえいでいる鮒(ふな)。危急がさしせまっていることのたとえ。轍魚。轍の鮒。
と‐なん【図南】
《「荘子」逍遥遊より。想像上の巨鳥、鵬(ほう)が遥か南方に向かって飛び立とうとする意から》南に発展しようとすること。大事業を計画すること。
とりょう‐の‐ぎ【屠竜の技】
《「荘子」列禦寇から》身につけても実際の役に立たない技術。屠竜の術。
どう【道】
[音]ドウ(ダウ)(呉) トウ(タウ)(漢) [訓]みち [学習漢字]2年 〈ドウ〉 1 みち。通路。「道中・道標・道路/沿道・街道・間道・軌道・公道・坑道・国道・参道・車道・食道・水道・隧道...