ぬけ‐お・ちる【抜け落ちる】
[動タ上一][文]ぬけお・つ[タ上二] 1 生えていたり刺さっていたりしたものが取れて落ちる。また、重みのかかっていた面などが下に抜けて落ちる。「髪の毛が—・ちる」「床が—・ちる」 2 あるべき...
はげ‐お・ちる【剝げ落ちる】
[動タ上一][文]はげお・つ[タ上二]剝げて落ちる。色があせる。「塗装が—・ちる」
腹(はら)に落(お)・ちる
なるほどそうだと思う。納得する。得心する。「手紙を上げますよ、口で言って、貴方の—・ちないと困るから」〈風葉・青春〉
札(ふだ)が落(お)・ちる
《「札」は、入札のふだ》入札で権利や物を手に入れる。
腑(ふ)に落(お)・ちる
納得がいく。合点がいく。「大西質店へ行けと言った意味などが—・ちた」〈織田作之助・わが町〉
頰(ほお)が落(お)・ちる
この上なく美味であることにいう。ほっぺたが落ちる。「—・ちそうなおいしさ」
頰(ほ)っ辺(ぺた)が落(お)・ちる
たいへんおいしいことを表す言葉。ほおが落ちる。「—・ちそうな料理」
まい‐お・ちる【舞(い)落ちる】
[動タ上一][文]まひお・つ[タ上二]舞うようにしながら落ちる。ひらひらと落ちる。「木の葉が—・ちる」
胸(むね)に落(お)・ちる
納得がいく。腹に落ちる。腑(ふ)に落ちる。「先生の言葉が—・ちる」
目(め)から鱗(うろこ)が落(お)・ちる
《新約聖書「使徒行伝」第9章から》何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。 [補説]文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い...