おお・う【覆う/被う/蔽う/蓋う/掩う】
[動ワ五(ハ四)] 1 あるものが一面に広がりかぶさってその下のものを隠す。「雲が山の頂を—・う」「落ち葉に—・われた道」 2 表面にある物を広げて、その物を外界からさえぎられた状態にする。「ベ...
かい‐けいし【蓋擎子】
《「蓋」はふた、「擎子」は台の意》ふた付きの青磁の茶碗をのせる台。宮中で元日の供御(くご)に用いた。
がい【蓋】
《「かい」とも》 [名]仏語。 1 人間の善智や善心を覆い隠すもの。すなわち、煩悩。 2 法会のとき、高僧の歩行に際し、その上にかざす笠状のもの。 3 仏像や導師の高座を覆い飾る天蓋。 [接...
がい【蓋】
[常用漢字] [音]ガイ(慣) [訓]ふた おおう かさ けだし 1 上から覆いかぶせる。「蓋世」 2 覆い。ふた。かさ。「円蓋・口蓋・頭蓋(ずがい・とうがい)・天蓋・無蓋・有蓋」 3 文頭にか...
がい‐か【蓋果】
成熟すると果皮が横に裂け、上部がふたのように取れ、下部が椀(わん)状に残る果実。スベリヒユ・オオバコ・マツバボタンなどにみられる。→裂開果
がい‐かん【蓋棺】
棺(ひつぎ)にふたをすること。人の死をいう。
がいかん‐じてい【蓋棺事定】
「棺(かん)を蓋(おお)いて事(こと)定まる」に同じ。
がい‐しゃ【蓋車】
屋根付きの貨物車。有蓋貨車。
がい‐せい【蓋世】
《「史記」項羽本紀の「力は山を抜き、気は世を蓋(おほ)う」から。「かいせい」とも》世をおおいつくすほど意気が旺盛なこと。功績や名声などが大きいこと。「—の勇」 [補説]「抜山蓋世(ばつざんがいせ...
がい‐ぜん【蓋然】
たぶんそうであろうと考えられること。ある程度確実であること。⇔必然。