じゃび‐せん【蛇皮線】
《胴に蛇の皮を張るところから》沖縄の三線(さんしん)の本土での俗称。室町末に本土に伝わり、改造されて三味線となる。
じゃ‐むし【蛇虫】
ゴカイ科の環形動物。体長約90センチになる大形のゴカイで、内湾の泥底中にすむ。東北・北海道に分布し、5、6月の生殖期にはいぼ足が大きく変形し、夜間に海面を生殖群泳する。
じゃ‐もん【蛇紋】
ヘビの胴体にある、まだらに似た模様。
じゃもん‐がん【蛇紋岩】
蛇紋石を主成分とする岩石。暗緑色ないし緑色で、すべすべした感じがある。橄欖岩(かんらんがん)や輝岩が変質してできる。肥料の原料、装飾石材とする。
じゃもんがんか‐はんのう【蛇紋岩化反応】
超塩基性岩の一である橄欖(かんらん)岩の変成作用。水と反応して水素を生成し、蛇紋岩に変質する。
じゃもん‐せき【蛇紋石】
マグネシウムの含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。緑色で滑らかな鉱物。単斜晶系。橄欖(かんらん)石や輝石が水と反応して生成。
じゃやなぎ【蛇柳】
歌舞伎十八番の一。金井三笑作。宝暦13年(1763)江戸中村座で、「百千鳥大磯流通(ももちどりおおいそがよい)」の三番目として4世市川団十郎が初演。昭和22年(1947)川尻清潭(かわじりせいた...
じゆう‐だこう【自由蛇行】
平地において、河川が自由に流路を変更し、蛇行して流れること。また、その状態。下流の氾濫原で形成され、元の河道に三日月湖が残る場合がある。日本では石狩川、天塩川下流部に見られる。自由曲流。
常山(じょうざん)の蛇勢(だせい)
《常山にすむ蛇は、首を打たれれば尾が助け、尾を打たれれば首が、胴を打たれれば首と尾とが一致して助けたという、「孫子」九地の故事から》 1 先陣・後陣、左翼・右翼が相応じて攻撃・防御に協力し、敵に...
せんにゅう‐だこう【穿入蛇行】
屈曲した谷を川が蛇行して流れること。また、その状態。自由蛇行に対していう。日本では大井川、熊野川、四万十川上流部などにみられる。穿入曲流。下刻蛇行。