なす・る【擦る】
[動ラ五(四)] 1 物の表面に他の物をつけようとして、軽くこする。「顔に墨を—・る」 2 責任・罪などを他の人に負わせる。転嫁する。「失敗の責任を部下に—・る」
なた‐ぼり【鉈彫(り)】
表面に丸鑿(まるのみ)の彫りあとを残した木彫。平安中期から鎌倉初期の関東から東北にかけて多くみられ、未完成のものとする説もあるが、仏像彫刻の一様式と考えられる。神奈川県弘明寺(ぐみょうじ)の十一...
なだ‐らか
[形動][文][ナリ] 1 傾斜の度合いがゆるやかなさま。「—な坂」 2 物の表面が角ばっていないさま。滑らか。「鏡という道具は…—に人の顔を写さなくては義理が立たぬ」〈漱石・草枕〉 「—なる石...
ナッピング【napping】
織物の表面に毛羽を立てる仕上げ加工のこと。主にウール・フランネル生地、毛糸製品に与える仕上げのことをいう。
なな‐こ【魚子/魶子/斜子/七子】
《「魚(な)の子」の意で、魚卵の粒がつながっている形から》 1 彫金技法の一。先端が小円になった鏨(たがね)を打ちこみ、金属の表面に細かい粒が密に置かれたようにみせるもの。一般に地文として用いる...
ななこ‐おり【魚子織(り)】
数本ずつ並んだ縦糸と横糸を平織りにしたもので、織物の表面が魚卵のように粒だった絹織物。羽織地などに用い、京魚子・桐生(きりゅう)魚子などがある。
ナノ‐シリカ【nano silica】
数十〜数百ナノメートル(10億分の1メートル)程度の大きさの二酸化ケイ素の微粒子。表面積が大きく、紫外線や可視光線に対する反射能力が高いため、塗料や樹脂に混入して表面処理に用いられる。また、中空...
ナノチューブ【nanotube】
直径が10億分の1メートル程度(ナノメートル程度)の管状の物質の総称。代表的なナノチューブとして、炭素原子が六角形の格子状に並んだ表面構造をとるカーボンナノチューブが知られ、単にナノチューブとい...
ナノテラス【NanoTerasu】
大型放射光施設の一つ。正式名称は3GeV高輝度放射光施設。高輝度の放射光(シンクロトロン放射による軟X線)を発生させ、実験・研究などを行う。物質表面の分析に向き、その電子状態や化学反応の変化など...
ナパージュ【(フランス)nappage】
ケーキやタルトの表面に塗る、つや出し。ペクチン・ゼラチンなどが用いられる。