おとこ‐がた【男方】
1 男と女とを二組に分けた、その男の側。⇔女方。「御前などにても、—の御遊びにまじりなどして」〈源・紅葉賀〉 2 夫の身内。夫の親戚。「はらからも人も見るに、—のやんごとなき人にかく用ゐて」〈落...
おと‐みや【弟宮】
弟または妹である宮。「—のうぶやしなひを、姉宮のし給ふ見るぞ」〈大鏡・道長上〉
おどろき‐ばん【驚き盤】
円盤に、少しずつ変化した絵をはりつけ、その周りの円筒には多くの小窓をつけて、速く回転させながら窓からのぞいて見る仕掛け。絵が運動しているように見える。きょうばん。
オプティカル【optical】
[形動]《「オプチカル」とも》 1 視覚の。視力の。 2 美術用語で、視覚芸術的な、の意。視覚芸術とは円・四角などの幾何学形を組み合わせて、見る人に視覚的な錯覚を与える効果を意図した芸術のこと。
おもい‐あなず・る【思ひ侮る】
[動ラ四]軽く見る。見くびる。「かかる貧しき辺りと—・りて言ひ来るを」〈源・蓬生〉
おもい‐い・る【思い入る】
[動ラ五(四)]いちずに思う。深く心に思う。また、思い詰める。「仔細(しさい)は語らず唯(ただ)—・ってそう言うた」〈鏡花・高野聖〉 [動ラ下二]深く心に留める。「—・れたる心ざし、見るに涙...
おもいぐま‐な・し【思ひ隈無し】
[形ク] 1 心が行き届かない。思慮分別が足りない。「—・く悪しうしたり」〈枕・一三六〉 2 相手の立場を考えない。思いやりがない。「桜ゆゑ風に心のさわぐかな—・き花と見る見る」〈源・竹河〉
おも‐にく・し【面憎し】
[形ク]顔を見るのも憎らしい。つらにくい。「などか必ずしも—・く引き入りたらむが賢からむ」〈紫式部日記〉
おもわ‐ず【思わず】
[副] 1 そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「—かっとなる」「うれしくて—跳び上がる」 2 思いがけず。意外なことに。「四鳥の塒(ねぐら)に親と子の、—帰り逢ひながら」〈謡・雲雀...
おや‐ばか【親馬鹿】
わが子かわいさのあまり、子供の的確な評価ができないで、他人から見ると愚かに思える行動をすること。また、その親。