とし‐み【年見】
(東北地方で)正月14日の晩に、その年の豊凶を占うこと。→年占(としうら)
と‐み【跡見】
狩猟で、鳥獣の通った跡を見、その向かった方角などを考えること。また、その役目。「秋津の小野の野の上には—すゑ置きて」〈万・九二六〉
とみ‐こうみ【左見右見】
[名](スル)あっちを見たり、こっちを見たりすること。また、あちこち様子をうかがうこと。「—して貫一は呆るるのみなり」〈紅葉・金色夜叉〉
とり‐み【鳥見】
江戸幕府の職名。若年寄の支配下に属し、鳥見組頭の指揮を受けて将軍の遊猟地の巡検にあたった。
どう‐けん【洞見】
[名](スル)《「とうけん」とも》事物の本質などを見抜くこと。洞察。「よもやこの人々が余の詩想を—しはしまいが」〈漱石・趣味の遺伝〉
どく‐み【毒味/毒見】
[名](スル) 1 飲食物を人に進める前に飲食してみて、毒物の有無を確かめること。「—役」 2 料理の味加減をみること。「—して塩を少し足す」 [補説]「味」は当て字。
どっ‐けん【独見】
その人独自の見解。
ない‐けん【内見】
[名](スル) 1 内々に見ること。内覧。「委員会の報告を—する」 2 《「内部見学」の略》建物の内部を実際に見ること。多く、不動産の売買・賃貸契約の際に行うものをいう。内覧。 3 ⇒ないみ(内見)
ない‐み【内見】
江戸時代、代官が検見(けみ)を実施する以前に、村役人があらかじめ収穫量の調査を行ったこと。ないけん。
ながし‐み【流し見】
[名](スル)細かいところは気にせず、大づかみに見ること。特に、テレビなどの映像をつけてはいるが、熱心に見ていない状態をいう。