べっ‐き【別記】
[名](スル)本文のほかに、補足の説明などを別に書き添えること。また、その書き添えたもの。「注意事項を欄外に—する」
べんのないしにっき【弁内侍日記】
弁内侍の日記。2巻。寛元4〜建長4年(1246〜52)の間の宮中の行事を、和歌を交えながら記したもの。後深草院弁内侍集。
ほうかんき【幇間記】
長尾宇迦(ながおうか)による短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は原敬への無償の奉仕に生きた床屋の生涯を描いたもの。作品集は平成元年(1989)刊行で、直木賞候補作となった「幽霊記」を...
ほうじょうき【方丈記】
鎌倉前期の随筆。1巻。鴨長明著。建暦2年(1212)成立。仏教的無常観を基調に、大風・飢饉(ききん)などの不安な世情や、日野山に閑居した方丈の庵(いおり)での閑寂な生活を、簡明な和漢混交文で描く。
ほうじょうきしき【方丈記私記】
堀田善衛の著作。20代で東京大空襲を体験した著者がリアリストとしての鴨長明を再発見し「方丈記」の新たな読みを試みた作品。昭和46年(1971)刊。第25回毎日出版文化賞(伝記・随筆・評論・紀行部...
ほうじょうくだいき【北条九代記】
鎌倉末期の歴史書。2巻。著者未詳。寿永2〜元弘2=正慶元年(1183〜1332)の鎌倉幕府関係の重要事件などを編年体で記したもの。 江戸前期の雑史書。12巻。浅井了意著という。延宝3年(16...
ほうとくき【報徳記】
二宮尊徳の伝記。8巻。富田高慶著。安政3年(1856)成立、翌年改訂。尊徳の思想と業績を詳述し、最も信頼できる資料とされる。
ほうろうき【放浪記】
林芙美子の自伝的小説。第一次大戦後の東京で、職を転々としながらもたくましく生きる女の姿を描く。昭和3年(1928)から昭和5年(1930)にかけて「女人芸術」誌上で発表。映画化・舞台化もされた。
ほ‐き【補記】
[名](スル)補って書き足すこと。また、その語や文章。「注を—する」
ぼう‐あんき【棒暗記】
[名](スル)文章を、意味や内容に関係なく、そのまま覚えること。「年表を—する」