あみだ‐きょう【阿弥陀経】
大乗経典。浄土三部経の一。1巻。402年ごろ、鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳。釈迦が阿弥陀仏の西方浄土をたたえて、その名号(みょうごう)を唱えて浄土に往生することを勧め、諸仏がこれを証したと説く...
あみだ‐ぶつ【阿弥陀仏】
《(梵)Amitābha(無量光仏と訳)Amitāyus(無量寿仏と訳)の音写から》西方浄土の教主。すべての衆生を救おうと48の誓いを立てた仏。浄土宗・浄土真宗では本尊とし、念仏による極楽往生を...
あ‐やつ【彼奴】
[代]三人称の人代名詞。ののしったり、あなどったりするときのやや古めかしい言い方。あいつ。きゃつ。「—にできる訳がない」
あらかん【阿羅漢】
《(梵)arhatの音写。応供(おうぐ)と訳す。尊敬を受けるに値する人の意》 1 仏のこと。仏の十号の一。 2 小乗仏教の最高の悟りに達した聖者。もはや学ぶことがないという意味で、無学ともいう。羅漢。
あらや‐しき【阿頼耶識】
《(梵)ālaya-vijñānaの音写と訳との合成》仏語。唯識説で説く八識の第八。宇宙万有の展開の根源とされる心の主体。万有を保って失わないところから無没識、万有を蔵するところから蔵識、万有発...
あらんにゃ【阿蘭若】
《(梵)araṇyaの音写。寂静処(じゃくじょうしょ)・遠離処(おんりしょ)と訳す》 1 仏語。もとは森林の意。静かな、修行に適する所。練若(れんにゃ)。 2 寺。庵(いおり)。「いきどほる心お...
アルカラ‐デ‐エナレス【Alcalá de Henares】
スペインの首都マドリードから東約30キロメートルにある都市。15世紀末、枢機卿シスネロスによって大学都市の建設が始まり、16世紀には世界初の4か国対訳聖書が刊行されるなど、キリスト教と学術の中心...
あん‐い【安意】
[名](スル)心がやすまること。安心。「請う—せよ」〈織田訳・花柳春話〉
あん‐き【晏起】
朝遅く起きること。朝寝。「その—の習いを矯(ため)んと欲し」〈中村訳・西国立志編〉
あん‐ご【安居】
[名](スル)《(梵)vārṣikaの訳。雨季の意》仏語。僧が、夏、1か所にこもって修行すること。陰暦4月16日から7月15日までの3か月間で、この期間を一夏(いちげ)という。雨安居(うあんご)...