あじゃら‐こう【戯講】
堅苦しいことをぬきにして、ふざけたりして楽しむ会。無礼講。「秋の夜は—して膳を出す/友雪」〈両吟一日千句〉
あま‐こう【尼講】
女性の仏教信者の集会。
あみだ‐こう【阿弥陀講】
阿弥陀仏の功徳をたたえ、その来迎(らいごう)を願う法会。迎え講。往生講。
い‐こう【已講】
1 南都三会(さんえ)の講師を勤めあげた僧。天台宗では、法華大会の講師を勤めた者をもいう。 2 興福寺の一乗院および大乗院の僧職の名。 3 浄土宗西山派の学階の一。
いせ‐こう【伊勢講】
伊勢参宮を目的とした講。旅費を積み立て、くじで代表を選んで交代で参詣した。太太神楽(だいだいかぐら)を奉納するので伊勢太太講(だいだいこう)ともいわれる。中世末より近世にかけて盛んに行われた。《...
いせ‐だいだいこう【伊勢太太講】
⇒伊勢講
いなり‐こう【稲荷講】
1 稲荷を信仰する人たちが祭礼や参詣のために組織する団体。《季 春》 2 江戸市中の稲荷小社の祭りに、子供が数人で狐を描いた絵馬板を持ち、家ごとに銭を請い歩いた風習。
いんぎん‐こう【慇懃講】
参会者が礼儀正しさを崩さない集会。⇔無礼講。
うたい‐こう【謡講】
謡曲仲間が日を決めて集まり稽古をする会。
うた‐ひこう【歌披講】
一定の作法・形式に従って、和歌を節づけして披露すること。平安中期から行われ、現在も新年の歌会始めに勅題の選歌を披露する行事として残っている。