うまれ【生(ま)れ】
1 生まれること。出生(しゅっしょう)。誕生。「昭和の—」 2 生まれた所。出生地。「—は東京」 3 その人の生まれた家柄。素性。「医者の家の—」 4 生まれたときからの性質。天性。「お常は、亡...
うまれ‐しょう【生まれ性】
《「うまれじょう」とも》生まれながらにもっている性質。生まれつき。「—かとばかりにて声も惜しまず泣きゐたる」〈浄・宵庚申〉
うまれ‐だち【生まれ立ち】
1 生まれてすぐのころ。「—から親はない」〈浄・油地獄〉 2 生まれながらにもっている性質。生まれつき。天性。「—の悪(わり)い野郎なら、おぽっぽで遊びあるいて」〈滑・浮世風呂・二〉
うまれ‐つき【生(ま)れ付き】
1 生まれながらにして備わっている能力・性質・容姿など。天性。「足が速いのは—だ」 2 (副詞的に用いて)生まれながらにして。生来。「—人がいい」
うみ‐からまつ【海唐松】
花虫綱ウミカラマツ科の腔腸(こうちょう)動物。本州中部以南の浅海に分布。群体は木の枝状に分かれ、扇状になり、骨軸は角質で黒色。細工物の材料に用いる。くろさんご。うみまつ。
うみ‐ぞうめん【海素麺】
1 ウミゾウメン科の紅藻。干潮線付近の岩や貝殻に繁茂し、濃紅色のひも状で、ほとんど分枝しない。寒天質で粘性があり、食用とする。 2 アメフラシの卵塊。黄色いひも状で、春先、海岸の海藻の間に産みつ...
うみ‐つ・ける【生み付ける/産み付ける】
[動カ下一][文]うみつ・く[カ下二] 1 魚や虫などが卵を産んで他の物に付着させる。「海藻に卵を—・ける」 2 生まれつき、ある性質を備えさせる。ある性質や形を受けつがせて産む。「斯ういう性質...
うみ‐とさか【海鶏冠】
花虫綱ウミトサカ目の腔腸(こうちょう)動物の総称。暖海の岩礁に多い。群体は棒状・指状・きのこ状などを呈し、多肉質で軟らかく、表面は革質。柄の部分で岩礁に固着し、冠部に鮮やかなポリプが生じる。うみ...
海(うみ)の物(もの)とも山(やま)の物(もの)ともつか◦ない
物事の正体・本質がつかめず、将来どうなっていくか見当のつかないたとえ。海とも山とも知れず。「始めたばかりで、まだ—◦ない新商売だ」
うみ‐ほたる【海蛍】
ミオドコパ目ウミホタル科の甲殻類。太平洋沿岸の内湾によくみられる。体の両側に2枚の石灰質の殻をもち、殻長3ミリほど。夜間に活動し、体内から分泌された発光物質が海水に触れて青白く光る。