きん‐だい【近代】
1 現代に近い時代。また、現代。「—都市」 2 歴史の時代区分の一。広義には「近世」と同義であるが、一般には封建制社会のあとの資本主義の社会をいう。日本史では明治維新から太平洋戦争の終結まで、西...
きんだいえいがきょうかい【近代映画協会】
松竹に所属していた脚本家の新藤兼人、映画監督の吉村公三郎、俳優の殿山泰司らが中心となり、昭和25年(1950)に設立した映画会社。日本の独立プロダクションの先駆的存在。のちに女優の乙羽信子、映画...
きんだい‐おんがく【近代音楽】
1 近代の音楽。ルネサンス以降の西洋音楽。古代音楽・中世音楽などに対していう。 2 1890年ごろから第一次大戦終了ごろまでの西洋音楽。R=シュトラウス・ドビュッシー・スクリャービンらによって多...
きんだい‐か【近代化】
[名](スル)封建的なものを排して、物事を科学的、合理的に行うようにすること。産業化・資本主義化・民主化などの視点からとらえられる。「—の波」「—された設備」
きんだい‐かがく【近代科学】
16世紀半ばに始まった、ヨーロッパ近代の自然科学の諸体系の総称。経験科学は、古代ギリシャでは哲学と融合し、中世ヨーロッパでは神学に従属していたが、近代ヨーロッパではそれらを克服し、数学と実験によ...
きんだい‐くみきょく【近代組曲】
19世紀後半以降に発達した器楽曲の形式の一。オペラ・バレエ・劇音楽などの一部を抜粋し、いくつかの自由な形式の管弦楽曲として配列したもの。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」、ビゼーの「アルルの女...
きんだい‐けいざいがく【近代経済学】
1870年代以降のオーストリア学派・ローザンヌ学派・ケンブリッジ学派・ケインズ経済学などの経済学の総称。マルクス経済学に対する用語。近経。
きんだい‐けんちく【近代建築】
1890年代から1960年ごろまで行われたモダニズムの建築。過去の様式との絶縁と新奇性の追求を特色とし、1920年代からは特に機能主義・合理主義・経済主義を強調した。
きんだいげいじゅつ【近代芸術】
滝口修造の美術評論集。昭和13年(1938)刊。戸坂潤の要請により書かれたもの。本作により、著者は若手芸術家らの中心的存在となった。
きんだい‐げき【近代劇】
19世紀末にヨーロッパで起こった演劇。近代市民社会の個人主義・自由主義の立場から人生や社会問題を扱った。作家としては、イプセン・ストリンドベリ・ハウプトマン・チェーホフ・ショーら。日本では明治末...