いささ‐か【聊か/些か】
[形動][文][ナリ] 1 数量・程度の少ないさま。ほんの少し。わずか。「—な蓄えはある」「—なりともお役に立ちたい」 2 かりそめであるさま。ついちょっと。「—に思ひて来しを多祜(たこ)の浦...
いっそ
[副]《「いっそう(一層)」の音変化という》 1 中途半端な状態を排して思いきったことを選ぶときに用いる。とやかく言わないで。むしろ。いっそのこと。「そんな絵なら—掛けないほうがましだ」 2 予...
いっ‐たん【一端】
1 一方のはし。片はし。「ひもの—」 2 一部分。「感想の—を述べる」
いっぱん‐ろん【一般論】
ある特定の、または個々の具体的な事柄を考えないで、広く全体を論じる議論。世間に広く認められると考えられる論。「—として述べる」
いで
[感] 1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。「—、君も書い給へ」〈源・若紫〉 2 思い立って行動しようとする気持ちを表す。さあ。どれ。いざ。「橘の古婆の放髪(は...
いで‐や
[感]《「や」は終助詞、「いで」を強めていう語》 1 困惑やとまどいや不承知の気持ちなどを表す。いやもう。さあ。さてまあ。「—、憂かりける世かな」〈源・少女〉 2 改まって事柄を述べるときに用い...
いわい【祝(い)/斎】
1 めでたいとして喜ぶこと。祝賀。「米寿の—」 2 祝う気持ちを示す言葉や金品。「お—を述べる」 3 (斎)心身を清らかにして神を祭ること。「朕みづからうつし—をなさむ」〈神武紀〉 4 (斎)神...
いん【因】
1 物事の原因。もと。「失敗の—をなす」 2 仏語。直接の原因。⇔果。 3 古代インドの論理学で、論証しようとする命題(宗)の理由を述べる部分。
ういろう‐うり【外郎売り】
外郎1を売り歩く商人。 歌舞伎十八番の一。享保3年(1718)江戸森田座の「若緑勢曽我(わかみどりいきおいそが)」で2世市川団十郎が初演。外郎売りが妙薬の由来や効能を雄弁に述べるもので、のち...
うらみ‐ごと【恨み言】
恨みをこめた言葉。恨みを述べる言葉。怨言。「—を並べる」