ゆき‐の‐つどい【行きの集ひ】
大勢が行き集まること。また、その場所。「里人の—に泣く子なす」〈万・三三〇二〉
ゆくり‐か
[形動ナリ] 1 思いがけないさま。突然であるさま。「山里の御歩(あり)きも—におぼし立つなりけり」〈源・総角〉 2 軽はずみであるさま。不用意なさま。「—にあざれたる事の」〈源・夕霧〉
ゆじゅん【由旬】
《(梵)yojanaの音写》古代インドの距離の単位の一。1由旬は、牛車の1日の行程をさし、約7マイルあるいは約9マイルなど諸説ある。中国では6町を1里として、40里または30里あるいは16里にあ...
夢(ゆめ)通(かよ)・う
夢の中で行き来する。互いに夢に見る。「—・ふ道さへ絶えぬ呉竹のふしみの里の雪の下折れ」〈新古今・冬〉
ゆゆし・い【由由しい/忌忌しい】
[形][文]ゆゆ・し[シク]《「ゆ」は神聖の意の「斎(ゆ)」と同語源》 1 程度がはなはだしい。また、重大である。容易ならない。「—・い事態」 2 神聖で恐れ多い。慎むべきである。「言はまくも—...
よい‐だち【宵立ち】
1 宵のうちに出発すること。また、その人。 2 遊里で、朝までの揚げ代を支払った客が、宵のうちに帰ること。また、その客。「今—の客を帰した」〈洒・寸南破良意〉
よう【葉】
[名]木の葉の縁(ふち)のような、とがった切れ込み。「これは—の入りて、木にて縁をしたりければ」〈徒然・三三〉 [接尾]助数詞。 1 木の葉や紙など、薄いものを数えるのに用いる。「三—の写真...
ようかいちば【八日市場】
千葉県北東部にあった市。九十九里平野北部の市場町として発展。平成18年(2006)1月、野栄町と合併して匝瑳(そうさ)市となった。→匝瑳
よう‐じ【用事】
1 しなくてはならない事柄。用件。「—を言いつける」「大事な—がある」 2 大便・小便をすること。用便。「むくむくと起きて—かなゆるふりにて」〈浮・曲三味線・四〉 3 江戸深川の遊里で、芸娼妓が...
よ‐おき【夜起き】
1 夜中に起きること。〈文明本節用集〉 2 揚屋で客が夜中に起き出して酒を飲み興じること。「この里の—のおもしろさ」〈浮・諸艶大鑑・一〉