ももやま‐ぶんか【桃山文化】
桃山時代の文化。美術史では安土時代をも含める。長い戦国争乱の状態から急速に統一が達成され、自由闊達(かったつ)な人間中心の文化が展開。雄大な城郭・社寺などが造営され、内部を飾る華麗な障屏画(しょ...
もりさだまんこう【守貞漫稿】
江戸後期の風俗誌。全34巻。喜田川守貞著。嘉永6年(1853)成立、その後も加筆。京坂・江戸の風俗を図解して考証したもの。近世風俗研究に重要な資料で、明治41年(1908)に「類聚近世風俗志」の...
モンセラート【Montserrat】
スペイン北東部、カタルーニャ州の都市バルセロナの近郊にある山。標高1236メートル。古くからカタルーニャ地方におけるキリスト教の聖地として知られるモンセラート修道院がある。モンセラット。
ア...
もんだい‐いしき【問題意識】
ある事態などに対し、その重要性を見抜いて、主体的にかかわり合おうとする心の持ち方。また、その内容。「—に欠ける」
やくしゃばなし【役者論語】
歌舞伎役者の芸談集。4巻4冊。3世八文字屋自笑編。安永5年(1776)刊。初世坂田藤十郎・芳沢あやめなど元禄期(1688〜1704)の名優の芸談を中心に7編を収録。歌舞伎の芸道論・演技論の研究に...
やっきょく‐ほう【薬局方】
1 その国で使用される重要な医薬品について、一定の品質・純度・強度の基準を定めた法令。 2 「日本薬局方」の略。
やつはしず【八ツ橋図】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の筆による絵画。「伊勢物語」の第9段を典拠とする。国指定重要文化財。文化庁蔵。八橋図。
や‐ひらで【八開手】
神を拝するとき、かしわ手を八度打つこと。また、その所作。重要な祭式に用いた。現在も伊勢神宮では行われている。
やまなかもんどう【山中問答】
立花北枝の俳諧書。文久2年(1862)または嘉永3年(1850)刊。1冊。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の途中で加賀の山中温泉に逗留した際、北枝に語った俳諧論を記録したもの。不易流行など蕉風俳諧の理...
やま‐ば【山場】
最も盛り上がった重要な場面。クライマックス。やま。「芝居の—にさしかかる」