さく‐じょう【錫杖】
《「さく」は「しゃく」の直音表記》「しゃくじょう(錫杖)」に同じ。
しゃく【錫】
「錫杖(しゃくじょう)」の略。
しゃく【錫】
[人名用漢字] [音]シャク(呉) [訓]すず 1 金属の一。すず。「錫石」 2 僧の杖。「錫杖(しゃくじょう)/挂錫(かしゃく)・巡錫」 [難読]錫蘭(セイロン)
しゃく‐じょ【錫紵】
天皇が二親等以内の親族の服喪の際に着用する浅黒色の闕腋(けってき)の袍(ほう)。しゃくちょ。
しゃく‐ちょ【錫紵】
⇒しゃくじょ(錫紵)
しゃく‐じょう【錫杖】
1 僧侶・修験者が持ち歩くつえ。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。 2 四箇(しか)法要の一。1を楽器として用いる。また、そのときに唱える偈(げ)。 3 ...
しゃくじょう‐そう【錫杖草】
ツツジ科の多年生の菌従属栄養植物。山地の陰湿地に生え、高さ約20センチ。全体が淡黄褐色で、葉は鱗片(りんぺん)状。夏、淡黄白色のつり鐘形の花をつける。錫杖花。
しゃく‐そう【錫僧】
法会のとき、偈(げ)を唱え、錫杖(しゃくじょう)を振る役の僧。
錫(しゃく)を飛(と)ば・す
修行のため僧が各地を行脚(あんぎゃ)する。
すず【錫】
炭素族元素の一。単体は銀白色の金属光沢を有し、延性・展性に富む。天然に錫石などとして産する。鉄板にめっきをしてブリキに、また錫箔(はく)・合金材料・はんだなどに利用。元素記号Sn 原子番号50。...