いちごん‐だい【一言題】
雑俳の前句付けの一種。かなの3字か4字の簡単な題句の意味をくんで、17字の句を詠むもの。
いちじ‐だい【一字題】
1 和歌・連歌・俳諧などの題で、漢字1字のもの。雪・月・花などの類。 2 雑俳の一。漢字1字を前句の題として17字の句を付けるもの。
おぐら‐づけ【小倉付け】
雑俳の冠付(かむりづ)けの一。小倉百人一首の歌の5文字を句頭に置き、七・五をつけて1句とするもの。
おり‐こみ【折(り)込み】
1 折り込むこと。また、その物。特に、雑誌や新聞などの間に折り込む広告びらや薄い付録など。 2 雑俳で、課題の漢字の2文字を1句の中に詠み込むもの。「振向」を詠み入れた「松の振見て向け直す春日形...
かむり‐づけ【冠付け】
雑俳の一種。題として出された上5文字に中7字・下5字を付けて1句に仕立てるもの。元禄(1688〜1704)ごろに始まる。江戸での呼称で、上方(かみがた)では笠付(かさづ)けといった。かんむりづけ...
きょう‐はい【狂俳】
1 戯れやこっけいを主とする俳諧。 2 雑俳の冠付(かむりづ)けの一。七五調で意味が浅く内容は単純。江戸後期、名古屋を中心に流行。
くつ‐かぶり【沓冠】
1 和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を各句の初めと終わりに1字ずつ詠み込んだもの。栄花物語に、「合(あ)はせ薫物(たきもの)すこし」を詠み込んだ「あふさかも、はてはゆききの、せきもゐず...
くつ‐づけ【沓付け】
雑俳の一種。下の5文字を題として出し、それに上5字・中7字を付けて1句に仕立てるもの。→冠付(かむりづ)け
ご‐もじ【五文字】
1 五つの文字。特に連歌や俳諧で、発句または平句(ひらく)中の5音。いつもじ。 2 雑俳の一。前句付けが縮小されたもので、付句を5文字にしたもの。のちには7字・14字のものが多くなった。五文字付...
ぞう‐はい【雑俳】
⇒ざっぱい(雑俳)