はり‐むしろ【張り筵】
雨などを防ぐために張りめぐらす筵。「雨降らぬ日、—したる車」〈枕・一二二〉
はる‐さめ【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。《季 春》「—やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」 2 緑豆(りょくとう)のでんぷんから作った透明な麺(めん)状の食品。吸い物・酢の物・鍋物などに用い...
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
はる‐め・く【春めく】
[動カ五(四)]春らしくなる。「一雨ごとに—・く」《季 春》「—・きてものの果てなる空の色/蛇笏」
はれ【晴(れ)/霽れ】
1 空の晴れること。天気がよいこと。気象庁では、雲量が2〜8、視程が1キロ以上の状態の天気をいう。「雨のち—」 2 表立って晴れやかなこと。おおやけのこと。また、そのような場所。「—の席に臨む」...
はれ‐おとこ【晴(れ)男】
その人が出かけたり来たりすると、天気がよくなると言われている男性。→雨男
はれ‐おんな【晴(れ)女】
その人が出かけたり来たりすると、天気がよくなると言われている女性。→雨女
はれ‐ま【晴(れ)間/霽れ間】
1 降っていた雨や雪などが一時的にやんでいる間。「雨の—をみて出かける」 2 雲の切れ間などからのぞく晴れた空。「—がのぞく」 3 心が晴れている間。物思いがやんでいる時。「心の闇—なく嘆きわた...
は・れる【晴れる/霽れる】
[動ラ下一][文]は・る[ラ下二] 1 ㋐雲や霧などが消えてなくなる。「青く—・れた秋空」「靄(もや)が—・れる」 ㋑雨や雪が降りやむ。「午後には雨が—・れる」 2 心のわだかまり・悩みなどがな...
はんが【版画】
《原題、(フランス)Estampes》ドビュッシーのピアノ曲集。1903年作曲。「パゴダ」「グラナダの夕べ」「雨の庭」の全3曲からなる。印象主義音楽を確立した作品として有名。