でんぱ‐でんぱん【電波伝搬】
無線通信や放送などの電波が空中を伝わり、離れた場所に届くこと。空中を直接伝わる直接波のほか、大地に沿って伝わる地表波、大地・山岳・電離層で反射する反射波などの伝送経路がある。
でんぱ‐とう【電波塔】
放送や通信のための電波を送信する施設を備えた塔。テレビ放送専用のものはテレビ塔ともいう。
でんぱ‐どけい【電波時計】
標準時の信号を乗せた標準電波を定期的に受信して、標準時を表示する時計。標準電波送信所から発信される標準電波に含まれる時刻コードを利用して、時刻を自動的に修正する。
でんぱ‐ひょうしき【電波標識】
⇒無線標識
でんぱ‐へいき【電波兵器】
レーダーなど、電波を軍事目的に応用した機器。
でんぱ‐ほう【電波法】
放送を含む各種の電波の公平な割り当てと、能率的な利用をはかることを目的とする法律。無線局の免許・設備・従事者・監督などについて規定する。昭和25年(1950)施行。
でんぱ‐ぼうえんきょう【電波望遠鏡】
天体からの微弱な電波を観測する装置。巨大なアンテナと高性能の受信機、記録計などによって構成される。単一パラボラ型と開口合成型(干渉計)に大別される。
でんぱ‐むきょうしつ【電波無響室】
⇒電波暗室
でんぱ‐ゆうどう【電波誘導】
ロケットが予定した飛行経路をたどるように、地上から電波によって行う誘導。
でんぱ‐りようりょう【電波利用料】
放送局・電気通信業者・アマチュア無線局などの免許人から徴収する無線電波の利用料。平成5年(1993)導入。収入は電波の不正利用の監視などに使われる。