しもつき‐かぐら【霜月神楽】
湯立(ゆだ)て神楽のうち、特に万物の生気が弱まるとされる陰暦11月ごろに行うもの。長野県飯田市の遠山祭、愛知県北設楽郡の花祭りなど。
しもつき‐がゆ【霜月粥】
陰暦11月23〜24日の大師講に炊く粥。多くは小豆や団子などを入れて炊く。追い出し粥。衣粥。
しもつき‐そうどう【霜月騒動】
弘安8年(1285)に、鎌倉幕府の重臣だった安達泰盛とその一族が、執権北条貞時の内管領平頼綱によって滅ぼされた事件。名称は事件が11月(霜月)に起きたことから。安達泰盛の乱。秋田城介(あきたじょ...
しもつき‐まつり【霜月祭(り)】
陰暦11月に行う民間の祭り。収穫祭や氏神(うじがみ)祭りが多く、祭日は地方によって異なる。《季 冬》
しも‐とり【霜取り】
電気冷蔵庫の内部についた霜を、熱作用などで取り去ること。「—装置」
しも‐どけ【霜解け/霜融け】
気温の上昇につれ、霜がとけること。「—道」《季 冬》「—に葉を垂らしたる八ツ手かな/竜之介」
しも‐の‐こえ【霜の声】
霜の降りた夜の、冷たくさえてしんしんと更けゆく様子をいう語。《季 冬》「黙読の書に灯はふけて—/松宇」
しも‐の‐たて【霜の経】
霜を紅葉の錦を織る経糸(たていと)に見たてていう語。「—露のぬきこそ弱からし山の錦の織ればかつ散る」〈古今・秋下〉
しも‐の‐よもぎ【霜の蓬】
霜にあって枯れている蓬。乱れた白髪のたとえ。「見るもうしむかふ鏡の秋の影おとろへまさる—は」〈続後拾遺・雑下〉
しも‐ばしら【霜柱】
1 冬の夜、土中の水分が地表にしみ出て凍結してできる、細い氷柱の集まり。関東地方の赤土にできやすい。《季 冬》「貧乏の庭の広さよ—/虚子」 2 シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ約60センチ...