いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】
一切経の難語句について、発音と意味を解説した仏書。 唐の玄応撰。25巻。648年ころ成立。玄応音義。
唐の慧琳(えりん)撰。100巻。783〜807年に成立。慧琳音義。
いっ‐せい【一声】
1 大きい一つの声や音。ひとこえ。「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉 2 能の構成部分の一。シテの登場、舞のかかりなどに謡う定型的な短い謡。 3 能の囃子事(はやしごと)の一。シテの登場な...
いっ‐せき【一席】
1 1回の茶席や宴席。 2 演説・講談・落語などの、1回の話。「—弁ずる」「毎度ばかばかしい話を—伺います」 3 順位で第1番。第1位。「音楽コンクールで—になる」
いっ‐せつ【一節】
1 文章・音楽などのひとくぎり。「詩の—」 2 プロ野球などの日程のひとくぎり。
いっせんだい【一闡提】
《(梵)icchantikaの音写。断善根(だんぜんこん)・信不具足(しんふぐそく)と訳す》仏法を信じることなく、成仏の素質を欠く者。
いっそ
[副]《「いっそう(一層)」の音変化という》 1 中途半端な状態を排して思いきったことを選ぶときに用いる。とやかく言わないで。むしろ。いっそのこと。「そんな絵なら—掛けないほうがましだ」 2 予...
いっ‐ち
[副]《「いち(一)」を促音化して意味を強めた語》いちばん。最も。「何所(どこ)のより—好(え)え出来でしょう」〈風葉・五反歩〉
いっ‐ちょう【一調】
1 能の演奏形式の一。謡曲中の要所を、小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓のいずれか一つの伴奏で、一人で謡うこと。 2 長唄囃子(ばやし)で、小鼓1丁による独奏。歌舞伎下座音楽では、武将の...
いっ‐つ・ける【言っ付ける】
[動カ下一]「いいつける」の音変化。「阿母(おっか)さんに—・けてやるぞ」〈秋声・あらくれ〉
いっ‐ぱ【言っぱ】
[連語]《動詞「い(言)う」に係助詞「は」の付いた「いうは」の音変化》(「…といっぱ」の形で用いて)言うのは。「そもそも源氏と—」〈曽我・一〉