おし‐なら・べる【押(し)並べる】
[動バ下一][文]おしなら・ぶ[バ下二]《「おし」は接頭語》「ならべる」を強めていう語。また、無理に並ばせる。「種々の珍肴美酒を卓の狭きまで—・べさせて」〈露伴・露団々〉
お‐ぞろ
《「お」は接頭語》素麺(そうめん)をいう女性語。ぞろ。
お‐の【小野】
《「お」は接頭語》野。野原。「さねさし相摸(さがむ)の—に」〈記・中・歌謡〉
お‐み【御御/大御】
[接頭]名詞に付いて、尊敬の意を表す。「—足」「—ぐし」 [補説]「おおみ(大御)」の音変化したものとする説や、尊敬の接頭語「み」の上にさらに「お」を重ねたものとする説がある。母音で始まる語の上...
おんな【女】
《「をみな」の音変化》 1 ㋐人間の性別で、子を産む機能のあるほう。女性。女子。⇔男。 ㋑人以外の動植物で雌性のもの。めす。「—馬」 2 成熟した女性。子供を産むことができるまでに成長した女性。...
かい‐ちゅう【懐中】
[名](スル) 1 ふところ、またはポケットの中。また、そこに入れて持っていること。「山道の往来に論語を—して」〈蘆花・思出の記〉 2 「懐中物」の略。 3 (接頭語的に用いる)携帯用の小型の物...
かく【画/劃】
[名] 1 漢字を構成する要素で、一筆で書く線や点。字画。「総—」 2 易の卦(け)を表す横線。
(陽)と
(陰)。 3 (接頭語的に用いて)他と区分する意を表す。「—時代的」
[接尾]助数...
かくれ【隠れ】
1 名詞の上に付いて接頭語的に用い、外見からそうと判断できないものを表す。「—ファン」「—待機児童」 2 人に知られないでいること。「遂には—あるまじければ」〈平家・一〇〉 3 ほかから見えない...
かざししょう【挿頭抄】
江戸中期の語学書。3巻。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。明和4年(1767)成立。文首・語頭にあって付属的に下へ係っていく、連用・連体修飾語、代名詞・感動詞・接続詞、接頭語などを挿頭(かざし...
かっ【掻っ】
[接頭]《接頭語「か(掻)き」の音変化》動詞に付いて、その動作を強める意を表す。「—飛ばす」「飯を—食らう」